シンゴジラはつまらないという評価!確かにそうだが、そうでもなかった点

あのエヴァンゲリオンの庵野秀明氏が脚本・総監督を手がけたシン・ゴジラ

案の定、公開直後からネット上で大盛り上がり状態となっています。

渡部謙が出演したGODZILLAも見ましたが、盛り上がっているシン・ゴジラも見てみたいと思い、8月末の平日の夜に見に行ってきました。

観た感想としては、「つまらない」と評価する方も多いのもわかるのですが、そういった感想が逆にシン・ゴジラを盛り上げる要因にもなっているようです。

その当たりを踏まえて、個人的な評価を述べてみます!

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1.シン・ゴジラの評価としてつまらない(?)感じる点

1−1 ゴジラは無機質なオモチャのようだったこと

まず強く思ったことは、今回のシン・ゴジラはゴジラに意思が表現されていなかったこと。

それは、まるでゼンマイか電池で動く怪獣のオモチャのように見えました。

 

GODZILLAでは、敵のムートーを倒すという意思が見えました。

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さらに逆上って1998年に公開された初めてのアメリカ産GODZILLAを思い返してみると、GODZILLAには卵を産み、子孫を残そうという意図が見えました。

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しかし、今回のGODZILLAは何のために・・・?というのが全く見えなかったんですね。

 

なぜ突然上陸してきたのか?

なぜ鎌倉沖から上陸し、そして都心に向かおうとするのか?

 

意思を持たないオモチャのように、淡々と進んでいきます。

ここに、これまでのゴジラ映画との違和感を覚えた人も多かったんじゃないでしょうか?

 

唯一、ゴジラの感情が見えたのが、アメリカの戦闘機から放たれた爆弾でやられて、痛みを感じたのか大声をあげるシーン

そして、その痛みが怒りに変わったのか、口を大きく開け、そこから一気に火を吐き出し、街を焼きつくしてしまいます。

続けて閃光を放ち、周囲のビルや戦闘機を次々と破壊していったこと。

このシーンは人類側としては圧倒的なゴジラのパワーに絶望感さえおぼえました・・・。

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ゴジラが生き物であると感じさせたのは、映画の中では、唯一そのシーンだけ。

それがゴジラの感情めいたものが見えたシーンでした。

 

1−2 ゴジラが電池式(?)だったこと

ゴジラは2度目の上陸の際、火を吐き、閃光を吐きまくった後、エネルギー切れで動けなくなってしまいます。

都内で立ったままの状態で完全に動きを止めてしまいました。

それって、まるで電池切れのオモチャのよう。

ホンマかいな!!

 

エネルギーが回復するまで、止まったままの状態。

寝ているわけではなく、立ったまま。

 

本当に電池切れの状態が描かれました。

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この様子を見たとき、上の1のオモチャのイメージと重なり、まさに電池の無くなったオモチャのようでした。

 

1−3 敵役の怪獣がいなかったこと

これを指摘している方も結構いるようです。

やっぱりゴジラ映画と言えば、敵役の怪獣とのバトルシーンですよね!!

ゴジラシリーズの多くは、ゴジラが倒す相手の怪獣等が登場しています。

「ゴジラ対◯◯」に私達は慣れ親しんできました。

最新のGODZILLAでも敵のムートーがいました。

 

しかし、今回は敵役の怪獣がいなかったため、ゴジラと相手怪獣との派手なバトルシーンが劇中にありませんでした。

それで、シン・ゴジラがつまらないと感じさせてしまったようです。

確かに、この部分はちょっと物足りなかったところではありました。

 

1−4 政府の会議や対策を検討するシーンが長すぎ!!

個人的にはこれが無ければこのゴジラ映画は成立しなかったと感じていますし、これらのシーンはメチャクチャ楽しめましたけどね。

 

このシン・ゴジラでは、国として、政治家としてこの局面にどう立ち向かうのか・・というシーンがたくさん出てきます。

上の怪獣同士が戦うシーンが無いのに加えて、政治家達が政治的駆け引きも踏まえて対策を検討し、それをサポートする人たちの努力が描かれていくんです。

でも、それが怪獣映画としての娯楽性を損ねてしまったと感じた人も多かったようです。

確かにこのシン・ゴジラについては、怪獣映画ではなく、ゴジラを題材に扱った人間ドラマだったと言えます。

 

1−5 電車爆弾でゴジラ倒れる

観ていて、かなり違和感があったのが、この点。

えらく細かい点ですけどね。。

 

後半でヤシオリ作戦と名付けられたゴジラに血液凝固剤等を突っ込んで、ゴジラを固めてしまおうとする作戦が決行されました。

口から短期間で開発した凝固剤等を入れるんです。

 

最初はゴジラが口を開けたところに、ミサイルなんかで突っ込むのか?とも思いましたが、

なんと、口を開けて倒れてしまったゴジラの口に、一斉に腕のすご〜い長いコンクリートポンプ車で、その凝固剤を注入するという方法が取られました。

 

で、違和感を感じたのは、あれだけ自衛隊のヘリや戦闘機でバンバンとゴジラに向かって射撃をしてもびくともせず、大量の戦車で足元をこれでもかっ!っていうぐらい弾を打ち込んでも、ゴジラはへっちゃらだったのに・・です、

線路上にたっていたゴジラに向けて、(恐らく)大量の爆弾をしかけていた新幹線や路線電車を無人でゴジラに突撃させ、足元で大爆発させると、あれ〜って感じでゴジラが倒れてしまいました。

それが一度だけでなく、二度までも。

 

あれだけ自衛隊の総攻撃を受けてもびくともしなかったゴジラが、そんなちんけな攻撃であっさり倒れてしまうのか・・

そんな事あるのか? って多いに違和感を感じました。

 

高層ビルを戦闘機で攻撃し、壊れた高層ビルがゴジラに倒れかかってしまうことで、ゴジラを横倒しにしてしまうというシーンもあり、

ほとんど職人芸的な攻撃が行われた場面もありました。

なんとなく流れで進んでしまったシーンでしたが、実はゴジラが横倒しになるという場面こそが最大の山場??だったはず。

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難攻不落と思えたゴジラが倒れてしまうように仕掛けた・・、そして、できた!

でも、話は自然に、ほとんどす〜っとこの場面が過ぎてしまいました。

 

電車爆弾攻撃で決定打が打てた

ちょっと話の展開がチープでしたかね・・。

 

2.とは言いながら結構楽しめたシンゴジラ

と上記のように、いろいろと感じながらは観ましたが、個人的には楽しみました。

 

2−1 庵野作品の色がとっても濃く出てきた

一つはこれまでの庵野作品の要素が多分に見え隠れした点

これを理由につまらないと評価した人も多いようですし、嫌がる人もいたでしょうけど、自分は楽しめましたね。

 

まずはゴジラが街を壊滅的な状態にしていくのは、「巨神兵東京に現わる」だったこと。

この巨神兵・・では、最後に大量の巨神兵が火の海になった街を進んでいくシーンがあったんですけど、今回は火の海になった街をゴジラが進んでいくシーンがまったくこのシーンと被っていました。

今回のゴジラは「びーっ」ていうような閃光のようなものを口や背中、しっぽから出すんですが、これも巨神兵をイメージさせました。

 

それと、人間側が対ゴジラ対策を検討したり、準備をしたりするシーンでは、エヴァでよく使われる例のダンダンダン・ドンドン・・♪ のフレーズが何度も使われ、思わずププっ笑いました。

 

でも、これがいやでシンゴジラがつまらない・・・と評価しちゃう人がいたなら、庵野作品のゴジラは最初から見るべきではなかったでしょうね!

 

ちなみにこのブログでは、エヴァの記事あります。

 大予測!!エヴァンゲリオン3.0+1.0謎のストーリーはこうなる!

 エヴァンゲリオン3.0+1.0は何かの暗号??その謎をツイートから考察

 

2−2 石原さとみもいいんでない??

あと、日系の米国大統領特使(カヨコ・アン・パタースン)役で出演した石原さとみさん。

彼女に対する、特に英語のセリフへの評価が結構酷かったりですけど、そこまで言われるほど下手ではなかった??

個人的には良かったんじゃない?ッて思いますけど・・・。

 

最初はいけすかないヤツっていう感じで、英語と日本語をしゃべる役柄として登場する石原さとみさん。

しかし、後半はお祖母ちゃんの国を守ろう!っていう感じで頑張るシーンが映しだされました。

 

まあ、よかったんじゃないでしょうか?

それと、この手の映画だと「進撃の巨人」にも結構重要な役で出ていましたよね。

今回も人類を守る役として活躍してもらったのは良かったと思います。

 

ただ、日系でもないのに、ど日本人の彼女がこの役をやらなくても・・というのは正直な感想。

英語を喋っていても、どうしてもウソっぽく聞こえてしまいます。

 

キャスティングの時にはそれを承知で石原さとみさんを選んでいるはずですから、今ネットでつぶやかれているようなことが起きることは最初から狙ってのことでしょう。

我々側はまんまと製作者側の意図にハマっていますよ!

 

でも、どうしても英語をしゃべる日本人なら、ハーフの誰かで良かったんじゃない、と思っちゃうんですけど・・・。

まさかローラじゃ、この役は果たせなかったでしょう。

 

2−3 大杉漣と平泉成が演じる日本のトップ

大杉漣さんが首相役を務めました。

自衛隊による市街地での攻撃を許可するのかどうか官僚たちから詰め寄られ、苦渋の決断をするシーン等を演じました。

ただ、このような非常事態下の日本を導くキリッとした首相というよりは、大杉漣さんらしい、なんとなくのおとぼけキャラのように演じられていました。

このように製作者側の日本の政治家に対する皮肉も含まれた微妙なうまい役どころを演じられたと、個人的には大杉漣さんの首相は映画としては「あり」の好評価でした。

 

また、首相役の大杉さんがゴジラの攻撃で死んでしまった後は、平泉成さんが首相代理役を演じました。

彼もまったくいつもどおりの平泉さんでした。

「あ〜あ、こんな事で歴史に名を残したくなかったな・・・」っていうセリフなど

平泉さんらしい脱力感一杯の首相代理でした!!

 

2人の首相は今の政治家を象徴するようで、皮肉が込められたキャスティングでこれも良かったと思いました!

 

 

3.エヴァもウルトラマンもゴジラは倒せないか??

ところで、今回のシン・ゴジラで描かれているゴジラは非常に大きいゴジラでした。

この下の図が怪獣、ヒーロー物の身長の比較表をうまく表してくれています。

これを見ると、ウルトラマンではもしかしたら倒せなかったかも・って思います。

 

でも、ここに書かれていないエヴァンゲリオン初号機は何と80mもあるとか。

これまでエヴァがそんなに大きいとは知りませんでした。

大きさだけの比較であれば、もしかしたら、100m越えのゴジラもエヴァなら倒せたかもね。

 

まとめ

ということで、既に多くの方が評価をしているシン・ゴジラについて、遅ればせながら個人的な評価をメモしておきました。

 

結局のところ、つまらないと感じた人は何をこの映画に何を期待して観に行ったのかということに尽きると思います。

娯楽映画として見るなら、庵野作品であるということを十分認識して観に行くべきでしたし、エヴァがそもそも嫌いな人は最初から見るべきでは無かったと思います。

そんな批判的な視点で映画を見ていくと、あれこれ見つけてしまうのはしょうがないことです。

 

自分もこの映画に対して、おかしいな〜とか、ここは酷いっていう批判的な感情も湧き上がる部分もありましたが、それらを横において観たので、映画自身はかなり楽しめましたよ。

 

それと最後に、見るなら字幕付きがお勧めです。

会話の中に専門用語が多く、役者さんも早口だったり、もごもごしゃべる場面も多くセリフが聞き取れないという感想も。

自分が観たのがたまたま字幕付きでした。

最初うざいと思っていましたが、よく分かりましたよ。

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  1. ピンバック: っh – conacona日記

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