小さい時からのいやな経験が積み重なってしまった結果、大人になってからも自己肯定感が低い方がいます。
そういう方は、人から認めてもらえない、愛されていないと考えてしまって、自分に自信が無く、おまけに、何かあるとネガティブな考えに陥りがち。
恋愛についても、相当臆病になってしまっています。
自分は自分に対する自信があまり無く、この年になっても自己肯定感はむしろ低い方です。
そこで、自己肯定感を高めたいといろいろ調べ、実践してみたものもありますが、最近始めているマインドフルネスを応用することで、自己肯定感が低くても、それを少しづつ高めていくことができるということがわかってきました。
確かにやってみると、自分に対するネガティブな思考に浸りにくくなっていることを感じ始めています。
自己肯定感を高めることについては、心理学的な手法で改善する方法もありますが、この記事では最近ビジネスの世界でも取り入れられているマインドフルネスを使った、大人になってからでも自己肯定感を高める方法についてご紹介します。
1.大人になってからも自己肯定感が高まるマインドフルネス
1−1 マインドフルネスという方法がある!
「ネガティブ思考を手放し、ありのままを受け入れ自己を肯定することで、自己肯定感を高めていくというのがマインドフルネス」です。
小さい時からの何らかの不快な刺激が長期にわたって潜在意識に働きかけると、自己否定的な信念が強化されてしまう場合があります。
そのため、自己肯定感を高めるためには、その自己否定的な信念を崩していく必要があります。
しかし、小さい時から、その自己否定的な信念が潜在意識レベルまでにしっかり到達していると、大人になってから、その信念を書き換えることは結構難しいことのように思われます。
そのような状態になっていたとしても、自己否定的な信念を変えていくための方法にマインドフルネスという方法があるんです。
1−2 自己肯定感を強くする秘訣とは?
このマインドフルネスの方法に従って自己肯定感を強くする秘訣は何かと言うと、
それは
自己否定しそうになる瞬間に、自己否定を手放し、自己を肯定すること
なんです。
ただ、自己否定しそうになる瞬間に自己を肯定する・・なんて、
言葉にすればそのとおりで、簡単そうですが、
それができれば誰も苦労しないです。。よね(汗
そのため、マインドフルネス的にもう少し説明をしてみます。
2.マインドフルネスによる自己肯定感の高め方
2−1 自己肯定感を高めるためにネガティブを手放してみる
マインドフルネス的に、先程の表現を言うと、
ネガティブな感情になっている時に、マインドフルネスになって、ネガティブな思考やネガティブになっている感情を手放すようにすること
これが自己肯定感を強くするコツと言い換えることができます。
ネガティブな感情に浸れば、簡単に自己肯定感を弱めることできる。
ネガティブな感情に浸ることで、ネガティブな言葉が出て、ネガティブに行動し、ネガティブな現実ができてしまうわけです。
そのサイクルが続けば、さらに潜在意識が強められ、自己肯定感がさらに低くなる。
自己肯定感を高めることはこれと逆をやることが大切です。
つまり、つねにポジティブに考え、行動し、その結果を作り出せばよいだけ!!
理屈とては簡単ですよね。。。
いや、・・・
それができないから、今まで自己肯定感が高くならなかったはず!
しかも、これまでのいろいろな経験で潜在意識にネガティブモードが刷り込まれているので、残念ながら簡単にポジティブに物事を考えることはできないんです。
2−2 あえてポジティブにならず、あるがままを観察する
そのため、マインドフルネスを応用すると、対応の仕方が違ってきます。
つまり、マインドフルネスでは無理にポジティブな考え方になろうとしないんです。
その代わり、ネガティブな考え方をしないようにすることを心がけます。
この違いってちょっと微妙ですけど、説明しますね。
簡単にいうと、「あるがままを観察する」ことなんです。
2−3 嫌われていると感じてしまった場合は・・
例えば、ある人の態度から自分は嫌われていると感じてしまった場合、
よくある対処パターンは
その時に「きっと考え過ぎ」とか「そんな態度だったけど、大丈夫なはず・・」とか、
きっと大丈夫だと自分に言い聞かせ、ポジティブに考えようとすることでしょう。
しかし、マインドフルネスの方法を取る場合は、あるがままの現実を受け入れます。
この時のあるがままとは・・
- 引き起こされた思考
- 感情
- 意思
- 身体の反応
- 出てきた言動
等となります。
この時のあるがままは。。。
『待ち合わせの時間に相手が来なかった』という事実を受け入れます。
これまでは、『待ち合わせの時間に相手が来なかった』⇒「嫌われたのかも、と思って不安を感じている」ということでした。
これが一度に起こって、ごちゃまぜになっているんですね。
これを事実を見てみると、
起きた事実:『待ち合わせの時間に相手が来なかった』
そから起きている感情:「嫌われたのかも』
の2つ、つまり『事実』と『感情』ですね。
この2つを自分で認識して、受け入れてみます。
そして、そのような状態になっている自分に『気づく』ことが大切だと言われています。
今、ここにある自分を客観的に気づくことが自己肯定感につながるんですね。
2−4 ネガティブ思考を捨てると自己肯定感が高まる
このように何か起きた時に、ネガティブ思考に陥っていくと自己肯定感が弱くなります。
それが、ネガティブ思考を手放すことで、自分を認めることができるようになります。
そうすると、
自分を認める⇒ネガティブ思考を捨てる⇒自己肯定感が高まる
というサイクルに入っていくことができます。
これがマインドフルネスの方法を使った自己肯定感の強め方になります。
3.自分でカウンセリングをして自己肯定感を高めるような感じ
以前あることでカウンセラーにカウンセリングを受けたことがあります。
その時、カウンセラーはとにかくこちらの事をよく聞いてくれて、それを認めてくれます。
カウンセラーに自分のことを聞いてもらい、それはそうだね・・と言ってもらえると、それだけですっきりした記憶があります。
マインドフルネスは、実はこれを自分でやるようなものだと解釈しています。
自分の今の状態をカウンセラーに話して、自分の今の状態をカウンセラーに認めてもらうように、自分の状態を客観的に見ることができるようになれば、それがマインドフルネスになるんですね。
先程の、
「相手が約束の時間に相手が来なかった」⇒「嫌われたかも」となりがちな時に、
「きっと忙しいだけだ!」「何かあったはずだ__」等、
自分に都合のいい理由を考えるようにするという方法とは異なります。
起きている現実を受け止めることで、「嫌われたかも・・・」まで行き着くネガティブな思考から抜け出すことができます。
このようなマインドフルネスの対応が、今までのようなネガティブ思考から抜け出すことができます。
4.自己肯定感が低い大人は実は伸びしろがある!
自己肯定感が低い人って聞くと、なんかダメなやつっていう感じがしますよね。
でも、ちょっと考え直してみましょう。
既に大人になったある方は、非常に自己肯定感が低かったとしても、
自己肯定感が低いなりに、なんとかやってこれた
という事実がありますよね。
ということは、自己肯定感が高められれば、もっと幸せな生活を送ることができるんです。
だから、自己肯定感が低い人は、伸びしろが相当あると言えます。
早速マインドフルネスを取り入れてみるようにしましょう!!
5.積極的に感謝をすることでより自己肯定感を高める
最後に少し簡単な方法を紹介しておきます。
それは、感謝するということです。
ただ、これにもちょっとしたコツがあります。
ネガティブな状態になっているときは、全てが後ろ向きです。
それをありのままを受け入れ、「ありがとう」と感謝してみます。
でも、口では「ありがとう」って言えたとしても、心がついていかない場合があります。
そんな時は、
- ゆっくり呼吸をしてみる
- 良いものが体の中に入っていくイメージをする
- 軽く息を止め、その良いものが体に行き渡るようにイメージする
- 息を吐き出す。息を吐き出す時に、これまで体を維持する役割を終えたものが一緒に吐き出されるようにイメージし、感謝の気持ちをもって体の外に送り出すようにする
- その時に、心の中で「ありがとう」と言ってみる
こういう呼吸をしてみましょう。
こういう方法でマインドフルに感謝をすることができます!!
まとめ
今回は自分自身もかなり気になっていた大人が自己肯定感を高める方法について紹介しました。
そして、そのために実践する方法はマインドフルネスというものでした。
このマインドフルネスを使って自己肯定感を高めるためには、
- 起きている事実と自分の感情をそのままありのままを受け入れる
- それによってネガティブな思考を捨てる
- ありのままを受け入れ、自己を肯定する
この3つを行うことで、自分自身への自己肯定感を高めていくことができる、ということをお伝えしました。
あわせて、呼吸を使って感謝の気持ちになるための方法も紹介しました。
小さい時からの体験がもとになって、自動的に自己否定的な思考モードに陥りやすい方でも、
マインドフルネスを心がけることによって、自己肯定感を高めることができます。
自己肯定感が低いな・・・って悩んでいる方は是非実践してみてくださいね。
マインドフルネスのやり方についてはコチラ