「そうめん」「ひやむぎ」「うどん」の違い!実はこの3つだった・・

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暑くなるとよく食べるのがそうめんですよね。

ちょっと太いひやむぎも食べますけど、考えてみると違いについてはよく分かりません・・。

うどんも同じように見えますけど、一体「そうめん」と「ひやむぎ」「うどん」って、どこが違うんでしょうか?

今回はそんな純粋な疑問の応えを調べてみました。

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1.そうめん・ひやむぎ・うどんの違いは3つ

うどん、ひやむぎ、そうめん・・・、この3つの食べ物の違いについてあれこれと調べてみましたが、「違い」について言うと、3つになりました。

その3つを言うと、

◆そうめん・ひやむぎ・うどんの3つの違い◆

 ・太さの違い
 ・そもそもの製法の違い
 ・食べ方の違い

 

この3つの内、違いとして明確なものは太さのようです。

ただし、それもやや曖昧な部分もあるようです。

そこで、それぞれについて詳しくお伝えしますね!!

 

2.太さの違い

まず明確な違いになっているのが太さです。

太さは下の図のとおり、うどん⇒ひやむぎ⇒そうめんの順で細くなっていきます。

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これって、消費者庁の「乾めん類品質表示基準」っていうもので定められているんです。

へえ〜っですよね。

 

ただ、ちょっと曖昧になるのが、この点です!!

上の太さの違いによる呼び名の違いは機械製麺の場合なんですね。

 

「手延べ」と呼ばれる手作業でつくるものについては、この太さの基準がちょっと違うんです。

それを踏まえて、整理したのが下の図。

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上の図のように、手作業でつくるものについては、ひやむぎとそうめんでは太さが同じになっています。

この点でひやむぎとそうめんの違いが曖昧になってしまいますよね。

 

この基準の中でちょっとおもしろいのが、機械製麺のひやむぎは細うどんと表記することができる、と記載されていることです。

ということは、うどんとひやむぎはかなり近いということになりますね。

 

3.製法の違い

3−1 打ち方の違い

現在の麺の作り方は機械打ち、手打ち、手延べの3通り。

それぞれの製法により、つくられる麺に違いがあります。

◆製麺方法による違い◆

 ・機械打ち⇒(うどん、ひやむぎ、そうめん共通)
 ・手打ち⇒生めんを茹でるもの(うどん)
 ・手延べ⇒乾めんにする(うどん、ひやむぎ、そうめん共通)

 

機械打ちと手延べは、うどん、ひやむぎ、そうめん全部が作られています。

ただ、手打ちはうどんだけのようです。

ちなみに手打ちは、生めんを茹でる製法です。

ひやむぎとそうめんは通常乾めんにするので、手打ちそうめん手打ちひやむぎはどうも無さそうです。(調べが足りず、もしかしたらあるかもしれませんが・・・)

 

3−2 作り方の違い

製法の違いでよく説明されているのはこちらの方です。

ひやむぎは小麦粉と塩と水を混ぜたもの練って、延ばして切るという工程を取ります。

うどんも同様で、延ばして切ります。

 

一方、そうめんの方は、小麦粉と塩と水を練るところまでは同じなんですけど、練ったものに植物油又はでんぷんを塗り細く引き延ばして作るという工程。

 

つまり、

  • 延ばして切るのがうどんとひやむぎ
  • 切らずに細く延ばすのがそうめん

という違いがあります。

なるほど!!

 

4.食べ方の違い

うどんは基本的に熱い汁に浮かせて食べる「温飩(うんとん)」が変化してきたもの。

後に温が「」の字に書き換えられるようになり、「饂飩(うどん)」になったとか。

今は冷やしうどんもありますが、元は熱い状態で食べるのがうどんです。

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ひやむぎは漢字で書くと冷麦

つまり冷やして食べるのがひやむぎ

 

でも、熱い状態で食べるのものもあるんです!

これが熱麦

これって、うどんの旧称らしく、うどんとひやむぎが近いことがわかります。

 

そうめんも通常冷やして食べます

そうめんつゆで食べるのが一般的ですね。

でも、熱いつゆをかけて食べるにゅうめんもあります。

 

 

5.補足情報

以上のように、太さ、製法、食べ方にいろいろと違いがあることがわかりましたが、もう少し補足情報をお伝えします!

5−1 太さによる分類がなぜ必要になったのか?

ところで、なぜ、このように太さで分類するようになったのでしょうか?

実は機械製麺が行われるようになったことで、かなり細いひやむぎができたり、逆に太いそうめんが作られるようになってきたことが原因のようです。

そのため、そうめんとひやむぎを区別するため、太さで違いを示すことが必要になったとのこと。

 

5−2 手延べって?

製麺の方法で手打ちはよく使われますけど、手延べって言うとちょっとイメージないですよね。

でも、この手延べとはどんな作り方なのかきちんと定められています。

下は特定JASというもので決められている手延べ干しめんの定義です。

小麦粉に食塩水を加えて練り合せた後、食用植物油又はでん粉を塗付して よりをかけながら順次引き延ばしてめんとし、乾燥したものであって、第3 条の規格を満たす方法により生産されたもの

 (引用:手延べ干しめんの日本農林規格(特定JAS) 第2条 定義)

 

この「より」とは「縒り」と書くんですけど、いまいち何のことかわかりませんでした。

この「よりをかけながら・・」は麺を「ねじりながら」という意味です。

 

ちなみに第3条には「小麦粉に対する食塩水の配合割合」は45%以上、手作業の工程や熟成期間も定められており、かなり細かく規定されているのがわかりました。

 

まとめ

ということで、このブログでは、うどんとひやむぎ、そうめんの3つの違いについて説明してきました。

その3つの違いとは

 太さ 作り方 食べ方

としました。

 

この3つの切り口で比較してみましたが、うどんとひやむぎは近く、そうめんは他の2つとはちょっと違うものという印象です。

 

この3つの違いを知っている人はほとんどいないと思うので、是非うんちくとしてお使いください!!

 

ちょっとびっくりしたのは、ひやむぎ専用のつゆっていうものが売られてたこと!

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普通は「めんつゆ」とか「そうめんつゆ」ですけど、これはなんとひやむぎ専用のようです!

まだ試していませんが、どんな味なのか味わってみたいものです。

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