「うちの上司にいつもネチネチ嫌味を言われるしっ」
「締切間際なのに、こんなに仕事が残っている」
「なんで◯◯さんは、ああいう態度をいつも取るんだ!」
「うちの会社って、働いても働いても、全然給料上げてくれないし」
とか、仕事の最中って、ストレスだらけですよね。
こんなストレスを発散するためには憂さ晴らもいるでしょう!
しかし、そんな憂さ晴らしのつもりが、実は何の役にもたっていないとか、
逆にストレスを増やすだけになってしまう、ということもあるんです。
ということで、普段やりがちなストレス発散方法も注意が必要です。
今回は専門家が指摘している内容を踏まえて、普段やりがちなストレス発散方法の中から、5つの間違いについて紹介したいと思います。
1.仕事でストレス溜まったから週末はとにかく寝ておこう!
1-1 長時間寝ると逆にストレスになる
「今週は疲れたし、ストレスが溜まってるし
この週末はひたすら寝てリセットしよう」
疲れていたら余計にこう思いがち
しかも有りがちですよね。
睡眠不足になるとストレスがたまる原因になります。
そのため、睡眠時間をしっかり取ることはとても大切になります!
しかし、しっかり寝ておこうっていうのも、度が過ぎると逆効果です。
休みの日に朝になっても起きず、ひたすら寝続ける、ずーっと布団の中。
こういうことをしていると、体内時計が乱れてしまいます。
昼間に寝すぎたせいで、夜になってもなかなか眠ることができず、これがストレスになることも。
1-2 休日に寝坊をするなら
休みの時には寝坊をしたいと思いますよね。
しかし、上のように寝続ける・・というのは避けましょう。
寝るにしても、睡眠不足を補う程度にすることをこころがけ、朝には朝日を浴びるようにしておくと、気分もよくなります。
睡眠不足を解消するなら、普段通りに一度起き、そこから仮眠を取るという方法がいいと言われていますので、こういうことにも注意してみましょう。
2.ストレス発散に1泊2日で温泉旅行に行くぞ!
っていうことってありがちですよね。
しかし、やり方によっては逆にストレスを貯めることにも。
以下のような点に注意してみましょう。
2-1 遠出はストレスを増やす原因に
よく週末を使って、遠方の温泉に行ってみて、ストレス発散しよう!って思いがちですよね。
しかし、近い場所ならまだいいのですが、遠方の温泉に行くなら、そのための移動だけで結構疲れてしまいますよね。
特に車で小旅行のようなことをしたら、行き先が有名な観光地だった、日程が悪かったりしたら、渋滞にハマってしまう可能性も。
そのため、ストレス発散のために計画した温泉旅行が、行き帰りの道中でイライラや疲れが溜まってしまうことにも・・・
そのため、可能であれば1泊2日の強行軍ではなく、もう少し余裕を持った2泊3日ぐらいのスケジュールにすること。
できるだけ、のんびりできる時間をしっかり取れるような計画にする必要があります。
2-2 せっかく行くんだから、あちこち見て回ろうは×
せっかくの小旅行だからと思って、あちこち見て回るっていうスケジュールにしがちですよね。
しかし、これも気をつけましょう!
というのも、ストレス解消が目的なら、短いスケジュールであちこち見て回ることは逆に疲れる原因にしかなりませんよね!
ストレス発散が目的なら、とにかくゆっくり、リラックスする時間を取るように心がけてみましょう!
2-3 大きなホテルや旅館は避けることも考えてみる
宿泊先も気をつけた方が良さそうです。
大きなホテルや旅館が設備もしっかりしていて良さそうですけど、こんなデメリットがある場合もあります。
例えば、団体客がどっとくる場合。
団体さんだと、大声で騒いだり、ついマナーが悪くなってしまったりっていう場面に出くわしたり。
そのため、せっかくの宿泊先でもゆっくりできず、それがストレスに・・・ということも有りえます。
ゆっくりでき、ストレス解消をねらうなら、どこに泊まるのかもしっかり考えておくことが必要ですね。
3.仕事中に物に当たってストレス発散させます
つい「イラっ」として、
モノを投げ捨ててしまう
壊してしまう!
っていうこともありがち。
その時には、一瞬スッとするかもしれません。
しかし、「ああ、なんでこんなことしちゃったんだろう!!」って、後悔しちゃって、余計にストレスになります。
会社じゃそこまでやらないかもしれないけど、つい自分が持ってるものを当たってしまったり、ついつい・・壊してしまうっていう場合もありますよね。
でも、それって自分のものですしね〜
イライラして、モノに当たっていると、会社の中でも雰囲気悪くなりますよ。
それに、そんな様子を見ている会社の同僚達からは、「怖っ!」って思われてしまいます!!
もし、イライラする時に、モノに当たるようだと、攻撃性を高めることにもなるそうですよ。
ということで、ものに当たってもいいこと無し。
仮にイライラした場合でも、ものには当たらないようにしましょう!
4.とにかく愚痴を言って仕事のストレスを発散させる
4-1 愚痴を言うと自分がさらにネガティブになる
イライラしてると、つい愚痴がでてしまいますよね!
しかし、そんなネガティブな言葉を口にしていると、それが自分自身に悪影響を及ぼしてしまうんです。
愚痴に限らず、ネガティブなことを口にすると、その言葉が自分の耳に入ってきて、脳や記憶の奥の方にそれらのネガティブな情報として定着してしまうそうです。
そうなってくると、ネガティブな思考がさらに定着してきます。
するとどうなるかというと、さらにもっと愚痴っぽくなるんです!
こうなってくると、もう悪循環、悪いサイクルに入ってしまって、抜け出せなくなってしまいます。
4-2 愚痴を言わず、客観的に自分を見ること
ということで、愚痴を言うと、どんどん愚痴っぽくなってくるわけです。
それじゃ、どうすればいいんでしょうか?
はい、答えはこうです!
一歩引いて自分を見ること・・・・。
と言ってもなかなか出来ませんよね。
イライラしている時に、
- 自分がなぜイライラしているのか
- どんな行動や考え方をすれば、そのイライラを和らげることができるだろうか
と自分を客観的に見ることが大切になります。
特に愚痴の原因になることが、自分以外のこと。。
つまり、他の人の態度や世の中の仕組みや制度等が原因になっている場合では、自分の努力では変えることができません。
それを愚痴ってみても、どうしようもありません。
「だから、自分はどうすればいいのか?」
と考えることで、イライラを避け、ストレスを貯めずに済むことができるんですね。
5.ギャンブルでは仕事のストレス解消しません!
最後にこういうストレス発散方法についてです。
ギャンブルに走って、ストレス発散させようっていう方も多いでしょうね。
しかし、ギャンブルのように依存性の高いものに走ってしまうことは、ストレスを解消させることにならないダメな行動の一つにあげられます。
とにかくギャンブルはマイナスの影響を与える最たるものです。
やっている最中は興奮気味になって、イヤなことを忘れることができます。
しかし、それではストレスを発散、解消できているわけではないんですね。
ギャンブルですから、勝つこともあれば、負けることもあります。
しかし、負けるようなことがあれば、ストレスをさらに増やしてしまうことに。
しかも、負けた分を取り返そうと、さらに掛け金を費やしてしまい、結果的におおまけ=後悔 といっていう結果に陥りがち。
こんな感じになるため、ストレス発散の手段としてギャンブルを選ぶのはかなり危険です。
やるなら趣味の範囲でやるというのが健全な方法です。
5-2 衝動買いや暴飲暴食も危ない
ちょっと似たような依存症の行動に「衝動買い」や「やけ食い」があります。
欲しくも無いのに、とにかく高い物を買ってしまうのもダメです。
やけ食い、バカ食いをするのも、依存症を高めてしまいます。
冷静になった時に、「なんであんなことをしちゃったんだろう!」って自己嫌悪に陥っちゃいます。
くれぐれも、「つい」っていう感じの依存症に陥らないように気をつけましょう。
まとめ
今回は仕事で溜まったストレスを発散するための方法として、ありがちな5つの間違いについて紹介しました。
今回紹介したこれでストレス発散できないっていう5つは
- ひたすら寝る
- 一泊二日のタイトなスケジュールの小旅行(特に大きなホテルや旅館の宿泊)
- ものに当たる
- 愚痴を言う
- ギャンブルに走る
でした。
これらはやり方を間違うとストレス解消どころか、ストレスを逆に貯めてイライラがさらに強くなる原因にもなります。
仕事をしていると、全くストレスを感じないって言うことはないでしょうし、これからもそれは避けて通れないと思います。
だからこそ、そのストレスとうまく付き合う方法を身につけることは現代人として必須なスキルかもしれませんね。
今回お伝えした方法がそのスキルを身につけるヒントになれば幸いです。