ある時、会社の同僚と仕事中に眠くなるとかならないとか、そんな話をしていました。
そんな中、同僚がグリシンを飲んでおり、日中眠くならない、って言ってました。
初めて「グリシン」という名前を聞いたのですが、その時はなんだか妖しいサプリのように聞こえました・・・。
しかし、しばらくしてからやっと試してみることにしたのですが、今回はグリシンについて調べてみたことを中心に、使用してみた体験もまとめてみました。
1.グリシンが睡眠に効くメカニズム
このグリシンが睡眠に効くメカニズムを簡単にまとめると次のようになります。
↓
体の体温が手足に運ばれ、深部体温と言われる体の中心部の体温が下がる
↓
体温低下に伴い、眠くなると同時に深い睡眠になる
↓
目覚めがすっきりする
いろいろと調べてみると、グリシンを飲むことによって、このようなメカニズムで睡眠に誘導され、さらに深い眠りが得られるようです。
もう少し詳しく説明している情報としては、以下のようなものがあります。
アミノ酸“グリシン”(※1)摂取により、入眠時の深部体温を低下させ、睡眠の質・睡眠量が改善されることを発見!
2007年に味の素が日本睡眠学会に発表した概要で、グリシンが睡眠の質を改善している状況が示されています。
2.この眠くなるメカニズムは?
このようなメカニズムで睡眠に誘導され、睡眠が深くなるメカニズムについてもう少し説明を加えておきます。
人間はどうも体温が下がると眠くなるようです。
雪山に遭難した人がだんだん眠たくなってきて、眠りそうになるのを、「おい寝るな!寝たら死んでしまうぞ!」と叫ぶドラマや映画のシーンを見たことがありますよね。
あれです!
体温が下がると眠くなるんです。
私達は眠くなると手足が暖かくなります。
小さい子どもや赤ちゃんなどはよくそれが分かりますよね。
手足が暖かくなってきている時、暖かくなった手足から外へ熱が放出されるため、実は体の中心部の体温は下がっているんです。
このように、私達は寝る前になると急激に体温が低下するわけです。
そして、体温が下がりきるとノンレム睡眠と呼ばれる深い睡眠になります。
この時は大脳もお休みモードになります。
この深度体温と睡眠に関係はこちらの情報を参照してください。
コチラ 睡眠と体温(テルモ体温研究所)
寝入りばなが最も深いノンレム睡眠になるようなのですが、体温が低くなるとより深い睡眠がえられることから、グリシンによる効果でその後繰り返されるノンレム睡眠の深さも深くなるようです。
自分の場合も、グリシンを飲んでみてびっくりしたのは、目覚めがすっきりすること、日中もほとんど眠くならない、ということです。
ちなみに購入したのはコチラ
ゆったりおやすみタイム&美容・健康サポートのアミノ酸[サプリメント/健康サプリ/サプリ/アミ… |
さすがに完全に眠くならない、というわけではありませんが、以前と比べると睡眠時間が少なくても比較的楽に起きれるようになりましたし、日中もすっきりしています。
3.最後にこんなニュースが・・
このようにグリシンは深い睡眠に誘導してくれると同時に、睡眠を深くしてくれる効果があります。
しかし、こういう情報も出されています。
コンビニおにぎりと弁当は危険!原価5円?添加物まみれで健康被害の恐れ(Business Journal 2015.10.12)
食品ジャーナリストの郡司和夫氏が食品に添加されているグリシンについて警鐘を鳴らしています。
確かにグリシンを大量に摂取することによる副作用は報告されているようです。
ただし、それは大量摂取した場合ですので、普通のレベルなら大丈夫なのではないかと思います。
それに、基本は食べ物にも含まれているアミノ酸ですから、副作用は無いという情報もあります。
基本は適度に利用するということになるでしょうね。
まとめ
今回は睡眠に効くと言われているグリシンについて、その睡眠になぜ効果があるのか、そのメカニズムを中心にまとめてみました。
いろいろ調べてみることで、グリシンは脳に影響を与え、体の中心部の温度を下げることにより、眠りに誘導し、さらに眠りを深くしてくれる効果があることがわかりました。
自分自身でもグリシンを使ってみて、その効果を体感しているところです。
一方、グリシンを飲んでみたけど、一部で効果なしという方もいます。
個人差のレベルの話かもしれませんが、そういう方はどのようにすればよいのか、別の情報としてまとめていく予定です。