食べ過ぎた翌日、太るのが気になる方には運動が進められています。
ウォーキングや階段を使うこと、ジョギング等がよく紹介されていますが、普段動き慣れていない人にとっては結構きついですよね。
あるいは、「軽い運動」という家の中でやる無意味な反復運動はきついですし。
今回の記事では、つい食べ過ぎてしまった翌日の対処方法として、そんな運動より、もっと効果がある方法を具体的に紹介してみます。
食事による摂取カロリー
成人の1日当たりの必要摂取カロリーは1800〜2200kcalと言われています。
そのため、一食あたり600〜730kcalということになりますね。
30〜40歳代の男性の場合では、一食880kcalという情報もありますので、この数値は年齢や性別、体格によってかなりばらつきがありそうです。
ちなみに代表的な食事やお菓子による摂取カロリーは以下のとおりです。
- 醤油ラーメン:440kcal
- レバニラ炒め定食:750kcal
- しょうが焼き定食:906kcal
- カツ丼:1020kcal
- ミックスピザ:720kcal
- Wチーズバーガー:450kcal
- フライドポテトM:400kcal
- ポテトチップス(1袋80g):440kcal
- ごはん1膳:220 kcal
- 焼肉:1,800〜2,800kcal
WチーズバーガーとMサイズのフライドポテトを食べると、人によってはちょっとカロリーオーバー気味になるかもしれません。
焼肉はカロリーが多く、1回で1日分のカロリーを摂取することになります。
この例を参考に考えると、食べ過ぎと感じる時は、通常の食事の1.5倍〜3倍程度のカロリーを摂取していることになると考えられます。
運動による消費カロリーは?
今度は運動による消費カロリーの参考値を見てみましょう。
- 50kgの人が普通の速度で30分歩くと80kcal
- 30分早歩きをした場合 130kcal
- 水泳(1時間)1,000〜1,400kcal
- ジョギング(1時間):470〜600kcal
- テニス(1時間):350〜450kcal
これを見てわかるように、水泳はカロリーの消費が非常に高くなっています。
ジョギングの場合は、1時間走ってやっと1食分以下のカロリーが消化できることになります。
1時間のジョギングって、正直走り慣れていないとできません。
それに、食べ過ぎた翌日に1駅分歩いてみても、それほどカロリー消費はできないわけです。
ということで、運動によって食べ過ぎにより増えた摂取カロリーを消費しようと思っても、それほど効果が無いということになります。
それに、1時間も水泳やジョギングを突然行うことはできませんよね。
食べ過ぎた翌日は運動よりこれ
ちょっとした運動では、食べ過ぎにより多く摂取したカロリーを消費するには、あまり効果が無いことがわかりました。
また、食べ過ぎてもそれらがすぐに体脂肪にならないことも知っておくことが必要です。
それなら、以下のように食事に工夫をする方がより簡単ということになります。
カロリー摂取を抑える
前の日に摂取したカロリーがいつもよりかなり多くなっているので、翌日はカロリー摂取を抑えましょう。
どうすればいいのかと言えば、食べ過ぎた翌日は摂取するカロリーを3分の1程度抑えることです。
難しいことは考えず、例えば、
- 朝ごはんはいつもの半分の量にする
- 昼ごはんはいつもどおり
- 夜ごはんはいつもの半分の量にする
このぐらいでやってみます。
通常時は
前の晩1食分+翌日通常の3食分 = 計4食分
となります。
それを、夜の食事で2食分のカロリーを摂取し、食べ過ぎてしまった場合、翌日の3食でカロリー調整すると
前の晩2食分+朝1/2食+昼1食+夜1/2食 = 計4食分
となり、計算上では翌日には摂取カロリーのトータルがチャラになります。
このように体に取り入れたカロリーをコントロールことで、通常のペースに早く戻すことができます。
野菜や豆類を多めに摂る
翌日は食べる量を減らすことで効果があることはお分かりだったと思いますが、食事を摂る時に野菜や豆類を多めに摂るようにしてみましょう。
野菜を食べることで食物繊維が摂れます。
また、葉物野菜に含まれているビタミンB2が脂質の代謝を進める働きをしてくれます。
穀類や豆類にはビタミンB1が含まれており、糖質をエネルギーに変えてくれる働きがあります。
まとめ
食べ過ぎた翌日にやれば効果があると言われている運動は、普段運動をしていない人ができるレベルではあまり効果が無いことをお知らせしました。
それよりも、この記事では
1.食べ過ぎた翌日は食事の量を抑える(3分の1ほど少なめに)
2.野菜や豆類を多めに摂るようにする
の2つを紹介しました。
普段運動していない人が、軽い運動でも突然やると筋肉痛になったり、筋を痛めてしまう原因にもなりかねません。
そのため、できるだけ普段から運動を心がけるようにしてみましょうね。
食べ過ぎた翌日は量を控え、野菜や豆類を増やす。
これを憶えておきましょう!
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