災害の時の避難のための持ち物としてキャンプ道具が有効と考えた

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熊本地震のニュースが連日報じられています。

その中で、4月24日には登山家の野口健さんが車中に寝泊まるする方のエコノミークラス症候群などの対策として、寄付を呼び掛ける等によって集めたテントや寝袋を熊本県益城町に提供したというニュースが報じられました。

 

このニュースに絡めて、今回は災害時の自己存続力のようなものを高めるために、災害時の避難対策用の持ち物として「キャンプ道具を備えておこう」という提案についてお伝えします。

ただし、自宅の被害が大きく、避難生活が長期化するような場合は一時的な措置になるかもしれませんし、寒い時期等では難しい場合もあるため、限定的なものかもしれないため、その点ご了承ください。

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災害があった後、多くの人が食住を求めて避難所に

私自身は地震で被害を受けた家で余震にビクビクしながら寝泊まりしたことや仮設住宅に住んだこと、これまでの幾つかの大規模地震の後にいくつかの避難所を見て回った経験があります。

今回のような地震では、自宅に被害があった人はもちろんのこと、一見して自宅に被害が無いように見えた方も、電気や水道が停止したり、家の中がぐちゃぐちゃになってしまう、続く余震もあり、家にいると怖いと感じ、多くの方が避難所に身を寄せています。

そして、大規模な被害が発生すると、避難所では本当にたくさんの方がごったがえしています。

 

周囲にはず〜っと人がいて、いつも話し声はする、プライバシーも無い、自分の居場所のスペースも十分ではない・・、そんな環境が避難所です。

食料をもらうためには長い列にならび、おにぎりやペットボトルの飲み物等を貰う必要があります。

 

ほとんどの人が容易に想像できるように、今回の地震のように大きな被害が発生し、大量の避難者発生するような場合の避難所の生活は、全てにおいて大変です。

 

せめて家族単位で過ごせて、安全に身を寄せる場所が確保でき、食料もなんとか確保できている・・・、そんな環境を自分で作ることができれば、避難生活がかなり違うはず。

それに今回の熊本地震のように、車中で長い時間過ごすことはエコノミー症候群の危険性が高いため、車中泊はなるべく避けた方が良い。

そう考えました。

 

避難のための持ち物として食糧とキャンプ道具でかなり楽に

今回の被災地では、早い段階からテントを張って過ごしている家族もいました。

避難所になっている場所屋外の一角や駐車場などにテントを張って、家族で過ごしている方。

 

それと、避難所に避難してきているんですけど、自分たちでカセットコンロ等をつかってお湯を沸かし、食事をしている方。

そんな方もいました。

 

多くの避難者が身を寄せる避難所の屋外にテントを張っている場合、他の避難者の目が気になるだろうと思いましたが、でもこれはこれでありと感じました。

それと食糧を自分で確保しているということは、精神的にもかなり楽になると感じました。

 

防災じゃなく日頃の延長で備える

水食料の備蓄

現在、国が推奨しているのは、大規模災害に備えて水や食料を1週間分備蓄すること。

でも、大きな家に住んでいる人なら別かもしれませんが、一般の家庭では災害用の水食料を1週間分も自宅に保存しておくことは結構大変です。

そこで、水はいたしかたない部分がありますが、食料については普段食べるものを少し多めにストックしておくこと等も含めて準備することができます。

 例えばコチラ 南海トラフ“1週間備蓄„どう工夫?

 

うちでは家の一角に食料をストックする倉庫を作っており、パスタやラーメン、乾物や飲み物、カセットコンロ、それにお菓子等を買い足しながらストックするようにしています。

以前は水もきちんと用意していたんですけど、最近無くなってしまったので、今回改めて足しておこうと思っています。

 

ただし、家に保存している食料を食べ続けるということが前提ですから、地震によって自宅が大きな被害を受けてしまえば、自宅にいくら備蓄していても、それらを取り出すことができないかもしれません。

そのため、水と食料の備蓄を進める一方で、可能なら自宅を強くしておくことが必要と感じました。

 

キャンプ道具一式を揃える

それと今回感じたのは、テントやバーベキューコンロ等のキャンプ道具一式を揃えておくこと。

日頃から水や電気の無い場所でキャンプをするレクリエーションを家族で楽しんでいれば、いざっていう時にその延長で避難生活をすることができます。

今回の被災地でも、そういう人が結構います。

 

もっとあげると、夜に明かりが取れるようにランタンや簡易トイレ等、切りがありません。

でも、家族で日頃からキャンプを楽しみながら徐々に必要な道具等を揃えていけばよさそうです。

ただ、テントを張る場所については他の避難者の心情に配慮し、注意することが必要のように感じました。

 

雨対策が必要

それと、大きな地震が起きた後、気のせいかもしれませんが、地震の数日後には雨が降るという予報がよく流れます。

今回の地震の場合でも、地震の数日後にかなり強い雨が降りました。

そのため、テントを張る場合、最初から雨対策をしておくことが必要です。

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テントの一般的な雨対策は

  • テントの上にタープを設置する
  • 地面にグランドシートを先にひいておく

等があります。

 参考 ファミリーキャンプ(13):キャンプの雨対策

 

まとめ

今回は地震による避難生活を送る際、自己存続力と言えるような力を持つために、食糧とキャンプ道具を備えておこうという提案をしました。

  • 食料の備蓄は災害用のものだけでなく、冷蔵庫にいれなくても保存できる食べ物を買い足していく
  • 日頃からキャンプを楽しみ、水や電気、トイレが使えないような場合に備えて、少しづつ必要なものを備えていく

この2つを心がけて、日頃から準備をしておくことで災害に対する自己存続力を高めていくことができそうです。

このような方法でたくさんの人が自助の力を高めておくことで、支援を受ける人の数を全体的に減らし、手厚い支援が必要な方にもっと集中して支援ができるようになれるとも感じました。

それにしても、今回の地震の被災地の皆様が一日も早く普段の生活に戻れるように願ってやみません。

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