うちの息子は、2年生ごろから段々と親の言うこと聞かなくなり、口答えをするようになってきました。
外では比較的良い子でいるのに、家の中ではいつも反抗的な態度。
学校から帰ったらランドセルは片付けるように何度言っても、いつも玄関先に放ったまま。
しかも、何か言うとすぐに切れて大声を出す・・・
そんな我が子への態度に、自分自身も子どもに対して怒ることが増え、自分も怒り疲れて、精神的にもまいってしまうこともたびたび・・・。
一体いつまでこの状態が続くのだろう・・・?
どうすればうちの子は言うことを聞くようになるのだろう・・・?
我が家の3番目の子どもがまさにこんな感じで、自分も多少なりとも苦労しました。
そこで、いろいろ調べたことや人から教えてもらった事をやってみたりしながら、何とか子どもと接してきました。
今回は、自分もやってみた反抗期に入った小学生の男の子への対処法についてまとめてみました。
子どもとの接し方で苦労しているママたちのためのヒントになれば幸いです。
1.反抗期の小学生の男の子にやってはいけないこと×やるべきこと
1−1 子どもへの言葉づかい
(1)売り言葉に買い言葉
「ご飯がまずい」とか「ママなんか××!」等と子どもが言ってきた時、こんな売り言葉につい買い言葉で、「それなら食べるな!」とか「あんたこそ××だ」等と言ってしまうこともありますよね。
ついやってしまいがちですが、これを避けるようにしましょう。
このような時は自分の気持ちを伝えること。
自分の態度や言葉で、親も傷ついたり、悲しい気持ちになるんだということを、子どもがちゃんと理解できるようにしてみるんです。
「そんなこと言われるとママは傷ついた」とか「その言い方はひどいよ!」と、自分の気持ちを言ってみましょう。
(2)乱暴な言葉に乱暴な言葉で返す
「うるせ〜」とか「ばばあ」とか子どもが言ってくることがあります。
つい腹が立ってしまって、自分も乱暴な言葉で返してしまうことがありますが、これも止めましょう。
親が乱暴な言葉を使うことで、乱暴な言葉で切り返すことを子どもが憶えてしまうため。
決して乱暴な言葉は使わず、切り返す時も落ち着いた言い方をしてみましょう。
(3)頭ごなしに怒る
子どもが口答えをしたり、切れてしまったり、あなたの言っていることを無視したりする時に、つい「何やってるのよ(怒゚Д゚)!!」とか「もういい加減にしなさい(。-`ω´-)」と反射的に怒ってしまうことがありますよね。
しかし、そのように頭ごなしに怒ることは避けましょう。
そんな時は、子どもが怒っていたり、嫌と感じていることを一旦受け止め、なぜ怒っているのか、なぜ嫌と感じているのかその理由を聞くようにしてみましょう。
(4)命令口調
子どもの反抗的な態度に、つい「××しなさい!」と命令口調になってしまうもの。
しかし、命令されても子どもは益々反抗してしまいます。
例えば「何時から始めるの?」とか、子どもに決めさせるようにすることで自主性を養うことができるようになります。
または「××してくれるとママ嬉しいんだけど!」など、自分の感情もあわせて伝えるようにしてみましょう。
(5)やりこめる
子どもが言い返すことができないほど、言葉でやり込めてしまう、あるいは怒鳴りちらして押さえつけるようなことも避けましょう。
このような態度は子どもに同じような方法を取ることを憶えさせてしまいます。
(6)存在の否定
「あんたなんかいない方がいい!!」ってつい言いそうになりますよね。
子どもの存在自体を否定してしまう言葉。
これは完全なNGワードです。
子どもの存在を否定することや、家族の一員として認めないような言葉は避けましょう。
(7)交換条件の提示
「××だったら、今度ゲームソフトを買ってあげるから・・・」というのも、よく使ってしまいますよね。
これもできるだけ避けるようにしましょう。
このような交換条件をいつも使っていると、子どもたちは見返りが無いと言うことを聞かなくなります。
そのため、いつも交換条件を使って子どもに言うことを聞かせるようにすることは避けましょう。
1−2 反抗期の小学生の子どもとの接し方
(1)おろおろする
子どもが口答えしてきたり、乱暴な言葉を言っても、オロオロするような態度は取らないようにしましょう。
そのような時も毅然とした態度を取ることが大切。
また、たまにはぶつかり合う事も大切。ただし、その後は子どもとしっかり絆を強めることは必要となります。
それから、場合によって言うことや態度が変わることは子どもを混乱させてしまいます。
そのため、親は首尾一貫した態度や言葉を使うようにしましょう。
(2)放っておく
反発している時に無理に近づかないのはひとつの手です。
しかし、放っておくのは × です。
スキンシップを積極的に図りましょう!
子どもが低学年の時はうちでもよくやりましたが、子どもが怒っている時とか、はぶてているときなんかのくすぐり合いは効果的です。
2.反抗期の小学生の改善策
反抗期の子どもの態度を改善できるように助けるには、以下のようなことも効果的です。
2−1 しっかりとした睡眠と早起き
子どもの睡眠不足でこんな影響が!将来にも影響する怖い現実・第三者からのアドバイス
の記事でも紹介しましたが、最近は子どもたちは寝不足気味。
そのためにイライラしていることも多くなっています。
早く起きて朝日を浴びると、攻撃性を抑えるセロトニン神経の働きが活発になるとか。
しっかり睡眠と取らせるようにし、朝も早起きができるようにしてみましょう。
2−2 外部の活動に参加させる
我が家ではこれはしませんでしたが、地区のスポーツ活動に参加させるなど、外部の活動の参加させるのも手です。
特にスポーツ活動では、余った体力を外で使いきってしまうようになりますし、礼儀を学ぶ機会にもなります。
2−3 子どもと2人だけで出かけてみる
たまには子どもと2人だけで出かけてみましょう。
2人だけで車に乗ってドライブに行ったり、スポーツをしたり、2人だけで外食することで、いろいろと話すことができます。
その時に最近どんなことを感じているのか、考えているのか、自分はどのように思っているのか等を話し合い、コミュニケーションを深めてみましょう。
ちなみに、うちでは定期的に子どもと2人だけで話しをする時間を取ったり、子どもと2人だけで外食ししたり、2人だけで遊びに行くこともあります。
2−4 第三者からアドバイスしてもらう
例えばおじいさんやおばあさんから言い聞かせてもらうのも方法です。
親以外の第三者から言われることで、一定レベルで効果が得られます。
3.反抗期の小学生の男の子の特徴
対応方法について紹介してきましたが、反抗期に入った小学生の男の子の特徴を改めて整理してみました。
3−1 特徴的な態度
反抗期に入るということは、子どもたちに自我が芽生えてきたという証拠です。
子どもの成長を考えると望ましい事・・・。
でも、反抗期に入った子どもとの付き合い方はこれまでどおりには行かなくなります。
反抗期の子どもの特徴的な態度は口答え
あわせて、
・親の言うことに食ってかかる
・すぐに切れる
・怒っても返事をしない
等の態度が挙げられます。
我が家でも完全にコレに当てはまります!
今まで親の言うことには比較的素直に聞いていたのに、突然言うことを聞かなくなるばかりか、反抗する、又は無視するようになるので、親としてはそんな態度にオロオロしたり・・(笑
3−2 反抗期はいつごろから始まる
幼児期に既に第一の反抗期が始まります。
いわゆるイヤイヤを言うようになるんですね。
その後、小学校2,3年生ぐらいから反抗が始まります。
そのような時期を中間反抗期と言うそうです。
人によって開始時期が異なりますが、一般的に第二の反抗期は思春期に訪れます。
ということは・・、
反抗期って言っても、幼児期からすでに始まり、しかも、反抗期が終わるのは、高校生の終わり頃から大学にかけてとなると・・
10年以上の長い間、反抗期にあるということになります。
相当長丁場で対応することを覚悟しなきゃなりませんね。
3−3 女の子との違い
口答えや言うことを聞かないのは男女共通しています。
ちなみに女の子の場合は、
一般的に女の子の場合は異性である父親に反発することが多く、
または母親を馬鹿にするような言葉を言ったりもします。
ということで、男の子、女の子、どちらも反抗期に入るとやっかいです(笑
4.親の方が精神的にまいらないために
上でお伝えしたとおり、最悪10年近くも反抗期の子どもと毎日バトルを繰り返さなきゃならないことも。
そんな感じに毎日やっていると親の方が参ってしまいそうになりますよね。
そこで、下記のヒントでちょっとでも気持ちをリフレッシュしてみてください。
4−1 意識
(1)大きな気持で
「大きな気持を持て」と言われても、渦中にいる間はこれはとっても難しいかもしれません。
しかし、冷静になってよく考えて見れば、今の反抗期の状態がずっと続く訳ではないんですね。
(最長10年です・・・、いや長い!!)
今の反抗期は、我が子が大人へと成長するための過程であり、「永遠に続くわけではない」ことを理解することで、ゆったりと構えるようにしてみましょう。
(2)負けないつもりで
(1)とほとんど同じかもしれません。
子どもの反抗的な態度に自分がイライラしてしまって、精神的に負けそうになります。
でも、それにまず「負けない」と決意することが大切です。
4−2 反応
(1)容認する
とにかく子どもの口答えにイライラしてしまうもの。
しかし、時にはまっとうな理由で口答えしてくることがあります。
そのような場合はその口答えを容認してみましょう。
口答えしてくると、親の方もつい「カッ」としてしまいますけど、まともな事を言ってくる場合は「なるほど」と思うように少し余裕を持ってみましょう。
言い方が悪いかもしれませんが、適切な口答えがきちんとできるようになれば、子どもたちは自分の考えをしっかり言える子どもになります。
そこで、良い口答えをしてきた時は素直に認めてあげましょう。
(2)謝る
時に子どもは親の間違いを口答えで指摘してくる場合があります。
自分が間違っていたとしても、子どもから指摘されるとそれを素直に認めたくなく、「何を生意気なことを言ってくるのか!」と親の方が逆ギレしてしまうこともありますよね。
実はそんな自分に自己嫌悪を感じてしまうことも・・・。
もし、子どもが自分の間違いをしてきたり、自分の間違いに気づいた時は、子どもに対して素直に謝るようにしてみましょう。
それだけで気持ちが軽くなりますよ!
まとめ
今回は小学生の男の子が反抗するようになった場合の対処方法について紹介しました。
小学校2、3年生ぐらいから反抗が始まり、収まるのは高校から大学に行くぐらいの年齢までで、反抗期の子どもとは長丁場の戦いになります。
そのため、親の方がイライラして疲れてしまったり、子どもとの関係を悪化させてしまうことが無いように、いくつかのヒントをお伝えしました。
口答えや反抗してくる子どもに対して、毎日同じような対応を繰り返している場合は、この記事のヒントを実行していただき、あなた自身の気持ちを少しでも変化させ、子どもとの接し方を少し変えてみていただければ幸いです。
<子供との接し方のヒント>