反抗期まっただ中の中学生に対処する時の5つの注意点

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『中学生のうちの子の態度にホントに腹が立つ!!』

っていう方はあなただけではありません!

小学校の高学年ぐらいから、反抗期がひどくなってくると、毎日がバトルっていう場合もあります。

 

しかし、中学生の時期は精神的自立に向けた大切な時期でもあります、

中学生の我が子の成長過程と言えるこの反抗期の時期を、子どもにとって成長の良い時期として過ごせるように、親の方も心づもりが必要ですね。

そこで、ネット上に書き込まれているたくさんのご両親の書き込みや専門家のアドバイス等を参考に、中学生の子どものいる自分自身の経験をふまえて、反抗期まっただ中にいる中学生の子どもに対応するためにかなり大切なことが改めてわかりました。

それを5つの注意する点としてまとめてみました。

今自分のお子さんとの向き合い方に困っている方は参考にしてみてくださいね!

 

 

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1.反抗期の中学生に対処するための5つの注意点とは?

子どもの状態や家族の雰囲気は千差万別ですから、反抗期に入った中学生への対応は「これが絶対的な正解」っていうものは無いでしょう。

しかし、自分自身の子供とのやり取りの体験から学んだことや、いろいろな方が言っていることをまとめてみると、反抗期の中学生に対処するためには以下のような5つの注意点がありそうです。

 

  1. 夫婦で共通認識を持つ
  2. 親はいつも同じ態度をとる
  3. 信頼していることを伝える
  4. 基準を決める
  5. 適切な距離を保つ

 

続けて、それぞれの注意点について、解説してきますね。

 

 

2.反抗期の中学生に対処するために注意すること

2−1 夫婦で共通認識を持つ

多くの場合、子どもと接する時間が長いのは母親のため、反抗期の中学生の子どもとやりとりをするのは主に母親、時々父親に出番が回っくるというのが一般的だと思われます。

ただし、その時、母親はこう言っているのに、父親の方は別のことを言ってくる、という状態は避けた方が良いでしょう。

そのため、反抗期の子どもと接するための考え方や価値観を夫婦で共有しておくことが大切です。

 

子どもの方では、自分自身の成長にあわせて父親と母親は違う考えを持ち、違う行動をする人間であることを認めるようにはなっています。

しかし、どういう事をしたら子どもを怒るべきなのか、こういう態度を取る時はこのように対処する、子どもに言う言葉はこのようにする等、夫婦で一致した対応をすることで、子どもに迷いがなくなり、納得するかしないかは別として、両親の言葉に耳を傾けるようになると考えています。

 

それと、夫婦で共通理解を図っておくことと同時に、夫婦が仲の良い態度を示している(夫婦が仲良くしておく)ことは子どもの精神的な安定にはとっても大切です。

 夫婦

 

2−2 親はいつも同じ態度をとる

親としての構え方の基本ですが、子どもがどんな態度をとっていても、親はオドオドせず、場合によって態度や言うことが変わるようなことが無く、いつも同じ態度をとっておくことが重要です。

 

これってなかなか出来ませんけど、子どもが無視しようが、不機嫌な態度でいようが、親はいつもと同じ態度でいましょう。

首尾一貫した態度をとり続け、子どもに接することで、子どものの心もいつか開けてきます。

 

具体的には

  • 子どもが言うことを聞かないからと言って、こちらまでイライラしない
  • 子どもに無視されても、独り言を言うようなつもりで子どもに常に話しかける
  • 怒る基準を気分で変えない
  • 同じテンションでなるべく明るく話しかける

というような点に気をつけるといいと思います。

 

反抗期の子どもを相手にするのは、親としても本当にイライラ、ハラハラしますが、これも自立のための正常な過程だと思えば、自分の気持ちも少し落ち着いてきます。

 

2−3 信頼していることを伝える

反抗期の中学生は自立に向けて進んでいるわけです。

そこで、子どもを一人の人格者として認め、将来の成長に目を向け、我が子を信頼するようにしてみましょう。

 

「あなたを信頼しているよ」といつも声をかけてみましょう。

そうすると、子どもは一人の人間として親から信頼されていると感じるようになります。

また、親からの声かけで自分の可能性にも気付き、自立が図られます。

 

まずいのは「どうしていつも××なの!!」とか「いつもあんたは・・!」とか、否定的な言葉を子どもに言い続けること。

これは子ども自身にネガティブな自己イメージを作ってしまうだけになります。

 

2−4 基準を決める

子どもの可能性を信じる、信頼することは大切ですが、子どもに全て任せてしまうわけではありませんのでバランスが大切になります。

そこで、やらなければならないことはしっかりやる、やってはいけないことはさせない、こういう基準をしっかり持っておきましょう。

 

例えば、行きたがらなくても、実家への訪問や地域活動等には参加させる等です。

また、悪いことをしたら、そこはきちんと正すことが必要ですし、この場合はしっかり怒りましょう!

この基準を外れるようなことを子どもがした場合は、時には体当たりすることも大切と考えています。

ものさし

 

これは夫婦で共有しておくことが必要です。

 

例えば行事の参加の場合、参加するようにお願いするのではなく、「◯◯に◯◯があるから、予定に入れておいて」等とすぱっと言うようにしましょう。

 

これも、突然始めるのは難しいので、いつも同じ態度を取ることが重要です。

 

2−5 適切な距離を保つ

子どもとは子どもの状態とその場面に応じた適切な距離を保つようにすることが肝心です。

 

例えば、イライラして暴れているところに、さらに近づいていくと危ないことがあります。

このような場合は、子どもの頭が冷えてから接するようにすることが必要です。

 

不機嫌そうにしている時に、誰でもいやな話題である「勉強」については話さないこと。

これも、適切な距離を保つことになりますね。

このような場合は、共通で楽しんでいるテレビやスポーツ等の話題に触れていればケンカにはなりません。

 

また、子どもの方から助けを望んできて時は積極的に関与してみましょう。

 

 

3.接し方の考え方

この中学生の反抗期は、子どもにとって

  • 自分の意見をきちんと言えるようになる
  • 自分が正しいと思ったことをやりぬく力を持る
  • 人から指図されたことしかしない人にならない
  • 自分でしっかり考える

という姿勢をつくる時期でもあると言えます。

 

そこで、子どもが反発してきているのは、理由無く感情だけで反発してくる反発心がもとになっているのか、自分の信念を通そうとする反抗心なのかを見抜くことが親の方には必要になってきます。

 

良い価値観、考え方をもとにした反抗心には、親のプライドを捨てて、子どもの意見に耳を傾けるようにしてみるのも大切なことだと思います。

 

両親の方では決してイライラしたらり、落ち込まずに、この反抗期も大切な時間だといつも思えるようになるといいですね。

 

4.反抗期に入った中学生の特徴

4−1 こんな態度を示します

反抗期の中学生のよくある態度としては、

  • 家の中で口を聞きたがらない
  • 「おはよう」「行ってきます」等の挨拶をしない
  • 子どもに話しかけても、返事をしないか「うん」とか「ああ」だけの短い返事をする
  • 親と一緒に外に出かけたがらない
  • 家に帰ってきたら寝てばかり

等です。

 

特に小学生の頃は喜んで家族と一緒に出かけていたのに、突然、「俺行かない!」という感じになっちゃいます。

出かけるのが本当にめんどくさいと感じる始めることや、親と一緒に行動することを恥ずかしく感じるようになることがその理由です。

特に出かける先が近所であれば、友達に会う可能性も高くなるため、余計気にするみたいですね。

 

我が家の場合、小学生の子どもの一人は既に反抗期に入っており、小さい時からこういう態度をしていたので慣れていました。

しかし、小学生の頃は比較的素直だった子どもが、もし中学生になって急にこういう態度をし始めたら、親としておろおろしそうです・・。

でも、よく考えてみると、このような態度を取り始めたということは、子どもにとってはまさに自立心の現れと体裁を気にし始めるという成長の結果と言えます。

 

4−2 男女の違い

中学生になると男の子の場合は、

  • すぐに手を出す
  • ものを壊す
  • ものを投げる

という行動が見られます。

子どもの力がどんどん強くなってくるので、親の方でも気をつけておかないと怪我をすることになり、結構危なくなります。

 

女の子の場合は、

  • 部屋に入って閉じこもってしまう
  • 特に母親に楯突く
  • 親の問いかけを無視する

というのが女の子の特徴で、これもやっかいです。

 

 

5.ちなみに反抗期が無い中学生は・・

この記事は反抗期がある中学生に悩んでいるご両親向けに書いていますが、世の中には反抗期が無くて悩んでいるご両親もいるんです。

 

この反抗期が無いという状態をいろいろ調べると、多くの場合2つの場合分けがされています。

ただし、うちの子を見ると、どうも3番目のパターンもあるかな・・と最初思っちゃいました。。

でも、やはりよく考えると、この2パターンのどちらかにおさまっていると判断しました。

 

その2パターンと言うと、

1つ目は本当は反抗心があるのに、反抗しないとうパターン。

2つ目は反抗する必要が無いというパターン。

 

1つ目のパターンは、自分で心を押さえつけてしまっていたり、自己主張できないという状態。

反抗期が無くて、親が心配になるパターンです。

このような状態の子どもの場合は、どこかでうっぷんが突然大きく爆発しまうということが起きたり、自分の意見が言ええない状態が続き、社会で苦労する可能性も。

特に自己主張が出来ない場合は、自分で物事を決められなかったり、誰かの指示でしか動けなくなったりするようになる場合があります。

そのため、親は子どもの意見を「焦らず」に、そして、しっかり聞いてあげるようにすることが必要です。

 

2つ目のパターンは親としては理想的かもしれません。

我が家の2番目の中学生の息子の場合、今のところ2つ目のパターンのようです。

親に対して特に反抗する気持ちが無いように見えます。

こういう場合は、親の価値観と子ども自身の考えがあっているからだという説明もありますが、我が子を見ると必ずしもそうでもないように思います。

それに、今回、いろいろ調べてみて、もしかしたら、親のことを考えて、自分の気持ちを殺している部分もあるかもしれないな・・って思ったりしました。

だから、安心することなく、彼の気持ちも時々しっかり話を聞いてあげることはどちらにしても必要ですね。

 

 

6.例外的な場合::発達障害等のケース

これまでは普通の子どもが反抗期を過ごす場合の対応についてでした。

しかし、ただの反抗期っていうことでは対応しきれない場合があります。

それは反抗の原因が発達障害等による場合です。

 

自分の知り合いのお子さんの場合、小学校の4年生ぐらいから親に対する反抗がひどくなってきました。

実はそのような態度は家だけでなく、学校でも暴れる・・・っていうことだったんです。

 

調べてもらうと発達障害・・、

結局、その子の場合、中学校は普通の学校に行けず、発達障害の子供を受け入れる特別な学校に通学することになりました。

 

反抗の度合いがひどく、反抗的な態度が家だけで出るものではない場合は、反抗の原因が子どもが反抗期に入ったことではない場合があります。

そのような場合は専門医に診てもらうことも必要になります。

心理的・療育的治療や薬物療法等を進める事が必要になる場合があるでしょう。

 

 

まとめ

この記事では、中学生の反抗期まっさかりの子どもに対処するための注意点を実体験や様々な方の意見をもとに整理してみました。

これが全てではないと思いますし、ここに紹介したものが全ての子どもに当てはまるわけではないとは思いますが、親としての必要な心構えは押さえることはできているのではないかと思います。

 

自分自身でもまだまだ中学生の子どもとのバトルも続くわけですが、子どもの人格をしっかり認めつつ、

  • 夫婦で一致して
  • いつも同じ態度で
  • 信頼していることを伝え
  • 変わらない基準にもとづき
  • 適切な距離を保ちつつ

子どもと接していきたいと思っています。

 

そして、将来の成長した子どもをいつもイメージできると、今の子どもの見え方が変わってきますよ。

 

<小学生のお子さんがいる場合はコチラも>

反抗期に入った小学生の男の子とうまく接する方法を教えて下さい

 

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