あなたは旦那さんが独立開業し、数名の社員でやっている家族経営の会社の奥様。
仕事をお願いしている取引先の会社からお中元が届きました。
さてお礼状を出さなければならないけど・・・。
そんな時のマナーや気をつける点について今回は調べてみました。
お礼状の具体的な例文も紹介しています。
こんな時どうする?取引先からお中元をもらった時のお礼状
礼状を出す前に社長(旦那さん)と相談する
お礼状を出す前に、一応社長(旦那さん)と相談するようにしましょう。
もしかしたら、すぐに取引先と会うので直接お礼を言う場合もあるかもしれません。
社長と取引先の関係もあるので、お礼状を書くより別の方法が適当な場合もあります。
初めてお礼状を送る場合なら、お礼状を送る必要があるかどうかを、まず最初に社長に相談してみることをお勧めします。
お礼状の名義はどうするべき?
会社名でお中元が送られてきたら、お礼状は会社宛て又は代表者宛てとしましょう。
ちなみに会社宛てでは「御中」を使います。
仮にお中元がうちの営業課長宛に来た場合はどうでしょうか?
その時は課長名でお礼状を出しましょう。
お中元で送られてきた品の感想を書くべきか?
親しい中であれば、品の感想を書くのもあり。
「社員と美味しくいただきました」等の感想になります。
逆に送られてきたものが限定品等とわかった場合は、必ず一言感想を添えるようにしましょう。
どのぐらいの間でお礼状を出すべきか?
基本的にはその日に礼状を書いて出すようにしましょう。
できるかぎり1週間以内に出すようにするのが基本的なマナーになります。
自分がお中元を出した立場になって考えてみれば、どのぐらいで礼状が来たら変に思わないかがわかりますよね。
お礼状は手書きで書くべき?
これは手書きでもプリンターで打ち出しでもOKです。
ただし、手書きで書けば、より印象がよくなるはずです。
手書きではがきをもらうと私達も何となく嬉しいですよね。
大事な取引先であれば、是非手書きを挑戦みましょう。
取引先へのお礼状の例文
それでは、取引先におくるお礼状の具体的な例文を見てみましょう。
例文1:取引先から初めてお中元をいただいた場合
このパターンでは、社長が親しい会社からの初めてのお中元だったので、頂いた品の感想を入れています。
拝啓 盛夏の候益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
この度は思いもかけず結構なお中元の品を頂戴いたしまして誠にありがとうございます。
いつも何かとお気にかけて頂きまして恐縮致しております。
社員一同で早速美味しく頂きました。
暑さもまだこれからです。
くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。
略儀ながら書中を持ちまして御礼申し上げます。
敬具
平成××年×月×日
××株式会社
代表取締役 ×××
例文2:簡単にするお礼をする場合
取り急ぎお礼を手書きで書く場合では、このぐらいでもいいでしょう。
この度は、心のこもった贈り物を賜り、誠にありがとうございました。
○○様(「社長名」又は会社に対していう場合は「皆様」)のお心遣いに大変感謝しております。
まだ暑い日が続きます。
どうぞご自愛下さい。
とりいそぎ御礼まで
××株式会社 ×××
例文3:きっちりしたお礼状とする場合
一般的なお礼状では、このぐらいの感じで書いてみましょう。
拝啓 残暑の候、貴社ますます御繁栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
この度は、結構なお品をご恵贈いただきまして大変感謝しております
このようなお心遣いをいただき恐縮に存じます。
今後も変わらぬご愛顧を賜りますようお願いいたします。
暑さがまだまだ厳しいおり皆様どうぞご自愛下さいませ。
まずは略儀ながら書中をもちまして御礼申し上げます。
敬具
平成××年×月×日
××株式会社
代表取締役 ×××
どうだったでしょうか?
取引先との関係がもう少し深い場合では、あなたの感謝の言葉をそのまま添えるのがいいでしょうね。そうすると、うけとった方の印象もかなり変わると思います。
取引先との関係を考慮し、上の例文を参考に書いてみてくださいね。
まとめ
今回は社長の旦那さんを支える奥さんのあなたの参考になるよう、お礼状を書くときのビジネス上のマナーや例文を紹介しました。
独立したてや小さい会社の場合は、全ての取引先との関係を大事にすることが大切です。
ですから、あなたがお礼状を単なるビジネス上のマナーとして書くのではなく、心をこめたお礼状を送ることができれば、それが何かの形で会社に返ってくるかもしれません。
今回の例文を参考に、感謝の意を表す部分の表現をあなたらしい文にしてみて、感謝の気持ちを是非添えていただければ幸いです。