ネットで「偏頭痛」というキーワードで探すと、たくさんのサイトやブログが出てきます。
そのぐらい、偏頭痛で悩んでいる方が多いということでしょうね。
かくゆう自分も小さいころから頭痛持ちで、大学を卒業してからは頭痛が起きる頻度が増えてきました。
私の場合は、吐き気を伴うことも多く、一旦頭痛が始まると何もできなくなります。
丸一日寝こむことも多く、偏頭痛にまつわる嫌な出来事もたくさんあります。
これまで約20年間も頭痛に苦しんできました。
本当に辛い思いをしました・・・・。
実はしたと書いたように、実はこれ過去形になっているんです。
今はこれまで頭痛で苦しんでいたのがウソのようです。
完治と言ってもよいような状態までになりました。
それには幾つかのポイントがあったのですが、吐き気をともなう偏頭痛の治し方について今回はご紹介してみます。
ひどい偏頭痛に悩んでいるあなたに、この情報が少しでもお役にたてば幸いです。
1.吐き気もあった偏頭痛の状態
大学を卒業してから、時々頭痛が起きるようになりました。
痛みがひどいと寝こむまでになります。
吐き気もよくあり、電車通勤している時は本当に辛かったですね。
頭痛薬を飲み始めたころはよく効いていました。
しかし、時間がたつにつれ、市販の頭痛薬を飲んでもなかなか効かなくなってきました。
1度痛くなると1錠頭痛薬を飲んでも痛みが収まらず、2錠、3錠と続けて飲むことが多くなってきました。
徐々に頭痛薬を飲む頻度が多くなり、最後の方では気がつけばほぼ毎日薬を飲む状態にまでなっていました。
この状態が半年ぐらい続きました。
自分でもまずいなと思っていたのですが、痛くなりそう・・とか、ちょっと痛くなる兆候が出ると、薬を飲まないと不安になるんですね。
本気で痛くなってから頭痛薬を飲むのではもう遅い・・、だから痛みが出そうになると予防的に頭痛薬を飲む、そんな状態でした。
2.薬物乱用頭痛と診断される
毎日頭痛薬を飲み、偏頭痛におびえて過ごす日が続くようになりました。
そこで、早く行きたいと思っていた頭痛専門の病院に行くことにしました。
症状をお伝えすると、緊張性の頭痛と言われると思っていたのですが、先生から言われた言葉が衝撃的でした
「薬物乱用頭痛」と言われたんです。
薬物乱用??
自分はヤク中だったのか!
かなりショックでした。
まずは市販の頭痛薬をやめるように指示を受けました。
とにかく市販の頭痛薬を飲まないこと。
その代わりとして漢方を2種類出されました。
その日から、市販の頭痛薬をやめ、その漢方を毎食前に飲むようになりました。
3.吐き気もあった偏頭痛がなおった治し方
3-1 断頭痛薬1日目
しかし、次の日、仕事を始めると例のごとく、頭が痛くなってくる兆候が!!
でも、ここでは不安を感じつつも、薬を飲むのをやめました。
頭がぼわんぼわんしてきて。。
仕事に集中できません。
ずーっと頭がしびれている状態で、おでこのあたりがじんじんしてくるような感じ。
吐き気も多少ありました。
しかし、ここで薬を飲んでは・・とぐっと我慢し、何とか我慢することができました。
この日は本当に辛かったです!!
3-2 2日目以降
2日目は痛くなりませんでした。
ひさしぶりに頭痛を感じず一日過ごせました。
その後、頭が重かったり、痛みを多少感じた時もありましたが、10日ほど頭痛薬を飲まずに済みました。
しかし、2週間目でいつもの頭痛がひどくなり、残っていた市販薬を飲まずにいられなくなり、飲むなと言われた薬を飲んでしまいました。
3-3 その後完治まで
病院に再び行きました。
「完全には治りませんし、たまにはこういう事もありますから上手に付き合ってください!」と言われ、再び漢方薬を出されました。
こういう感じで、漢方を飲みながら過ごすことで、徐々に薬が要らなくなってきました。
しかし、今年の2月ごろは処方された痛み止めの頓服を続けて飲まなければならない状態の時がありました。
その時はこのまま逆もどりしちゃうかな・・・と正直心配でした。
しかし、3月に入ってからは漢方薬もほとんど飲まなくなり、痛いと感じることが全くない週が1週、2週と続くようになりました。
いつもなら睡眠不足になったり、出張が続き疲れを感じると、ほぼ間違いなく頭痛で寝込んでいたのですが、頭痛が起きなくなりました。
この4月には頭の痛みを意識することがなくなってしまいました。
ほとんど完治した!という状態にまでなったのです。
昨年から行ってきた対処ですが、今は吐き気もしていたあの辛さは何だったんだろうと思う今日このごろです。
4.どんな漢方を飲んでいたのか?
前置きが本当に長くなってしまいましたが、病院から出された漢方が何だかたをお伝えします。
2種類があります。
呉茱萸湯(ゴシュユトウ)と桂枝加葛根湯(カイシカカッコントウ)です。
これを毎食前に飲んでいました。
呉茱萸湯は、体を温め、頭痛や嘔吐を沈める作用があるそうです。頭痛持ちの人に用います。
桂枝加葛根湯の方は、カゼのひき始めで、肩こりや頭痛をともなう時に使うようです。
ということで、痛み止めの効果があるようでした。
しかし、市販の頭痛薬の代わりにこれを飲むことで、頭痛自体も徐々に改善されてきたようです。
どうしても痛みが我慢できない時の飲むように言われた頓服は「イミグラン」という薬でした。
今のように痛みを感じなくなるまでは、これも時々飲んでいました。
5.偏頭痛完治までのポイント
間違いなく病院で処方されたこの2つの漢方薬の効果があったと思っています。
それと、今年から始めている朝の軽い運動を継続したこと。
もう一つは、高麗人参を飲み始めたこと。
実際飲んでいたのがこちら
恐らくこれらの相乗効果もあり、半年たってから頭痛を感じなくなったのではないないかと思っています。
なんとも言えませんが、漢方に加えて、体に良いことを合わせ技でやったので、効果が良く出たのではないかと思っています。
ただ、直接的な原因になったのは、呉茱萸湯と桂枝加葛根湯の服用だったことは間違いありません。
まとめ
私は約20年間、吐き気を伴う頭痛に悩まされていました。
それが、今回ご紹介した方法を取ることで、今ではウソのように頭痛とおさらばできました。
私が取った方法をまとめると、
- 頭痛外来に行って診てもらった
- 市販の頭痛薬をやめ、呉茱萸湯と桂枝加葛根湯を服用した
- 運動を行うようにした
- 高麗人蔘を飲むようにした
の4つとなります。
直接的には2番目の呉茱萸湯と桂枝加葛根湯の漢方薬を飲むようになったことが偏頭痛が無くなった理由だと思われます。
それに合わせ行った運動や高麗人参を服用したことも効果があったと思っています。
それよりもなによりも、辛い頭痛で悩んでいるあなたには、まず頭痛外来に早く行ってみることを強くお勧めしたいと思います。
市販の頭痛薬に頼るのではなく、必要な治療法を指導してもらうことで、これまでの辛い状態が改善されるはずです!
コメント
はじめまして札幌の伊藤と申します、15年前から重度の片頭痛もちです、きのう
4件目の脳外科で頭痛外来で色々検査し脳に異常はなかったのですが、やはり薬ののみすぎもあるようで
(飲まなければ生活できませんし、飲んだからといってききません)もう藁をもすがるおもいで今、氷のはちまきしながら書いています。このサイトを見させていただいてぜひ教えていただきたいことがあります。薬ののみすぎでもう胃の激痛とも毎回たたかっているなかで、昨日の先生は予防薬、トリプタンに加え、痛み止めもかならずのんでくださいと、でも、これ以上胃の痛みと戦う元気もなくどうしたらいいのか途方に暮れていました。
この2つの漢方は飲まれていて,胃痛なと胃の負担はありましたか_?
すみません、初めてお便りするかたに質問だらけで。もう1か月に2日くらいしか痛みがない日がなく
なんとか胃の負担がない薬で頭痛をとめたい一心で漢方をさがしていました。四逆散という漢方を昨日の先生から出されましたが、まだ一日しか飲んでいませんが頭痛は↓で。
まとまりのない文章で申し訳ありません。ぜひおしえていただけたらうれしいです。
伊藤様
このブログをみて頂き、コメントありがとうございます。
15年前から重度の偏頭痛があるとのこと、私も偏頭痛でかなり辛い経験をしましたので、いとうさんの苦しい状態はよくわかります。
薬の飲み過ぎて、胃炎が酷いようですね。頭痛に加えて、胃の痛みと本当に辛いことと思います。
ところでご質問の件ですが、
私が処方されたこの記事で紹介している漢方薬の場合は、胃が痛くなるなどの症状はありませんでした。
漢方もいろいろあるのだとは思いますが、私の場合はこの薬はあったようです。
ただ、記事にも書きましたが、頭痛が和らいできたのには少し時間がかかっています。
なんとか胃の痛みが和らぐとよいですが、お大事にしてください。