奥歯に痛みを感じていたので、今日、歯医者に行きました。
そうすると、先生からこれは「歯ぎしり」が原因だと言われたんです。
虫歯もあったので治療を始めたのですが、歯を守るためにもマウスピースを作った方が良いと勧められました。
今、市販のものを使っていることを伝えると、「きちんと作った方がいいよ」と改めて勧められました・・・。
値段を聞くと「7,000円ぐらい」と言われました。
市販のものと比べて、結構高いですよね。
ただし、歯ぎしり防止のために使うぐらいなら、きちんと作るマウスピースと市販のマウスピースにそんなに違いがあるんでしょうか?
そこで今回は、歯ぎしりの対策としての市販のマウスピースについて調べてみましたので、その結果をお知らせします。
1.市販の歯ぎしり対策用のマウスピースの種類
現在販売されている歯ぎしり対策用のマウスピースを幾つも調べてみると、市販の製品は以下のような5つに分類されることがわかりました。
2.型取りしないでそのまま使うタイプ
3.奥歯だけ歯型をつけて噛ませるタイプ
4.奥歯部分の歯を固定するタイプ
5.奥歯部分だけ柔らかい素材で噛みあわせさせるタイプ
1.2が上下の歯全体に噛ませるもの
3〜5は奥歯だけに噛みあわせ部があるもの
となります。
この内、1の歯型を作るタイプ以外では、歯科技工士が開発したものがあります。
これらのマウスピースは、中には高額のものもありますが、多くの商品は1,000〜2,000円前後で購入できます。
それでは、タイプ別にどのような商品があるのか見てみましょう。
2.販売されているマウスピースの例
(1) 歯型を作るタイプ
このタイプは歯医者で作るマウスピースと同じタイプで、自分が今持っているのもこのタイプ。
例えばこのようなものがあります。
このタイプはお湯につけて素材が柔らなくなった時にがぶって噛んで、歯型を付けます。
ちなみにこの商品は2ピース入っています。
仮に最初に作った型がどうもうまくできなかったら、もう一つのマウスピースを使えばよいですから、これは良いと思います。
こういうタイプはお湯につけたり、電子レンジにかけて温めます。
全体を柔らかくして、口の中に入れます。
しかし、かなり柔らかくなるので、口の中に持っていき咥えるのが意外と難しかったりします。
それで、この商品のように柔らかくなったマウスピースをうまく口の中に入れるのに、持ち手部分が付いている商品が便利と思います。
(2) 型取りしないでそのまま使うタイプ
型取りをしないタイプのマウスピースでは、以下のようなものがあります。
全体が少し柔らかめの素材で上の歯はマウスピースのくぼみに乗せる感じになっています。
これは歯並びの矯正やドライマウス対策としても利用できるようです。
気になる方には歯ぎしり対策とあわせて効果が期待できるかもしれません。
(3) 奥歯だけ歯型をつけて噛ませるタイプ
次に奥歯の部分だけに歯型を付けるタイプがこれです。
このマウスピースは歯科技工士さんが開発したことが売りになっているもの。
上の2つ比べて、口の中に入れる部分が小さいので、口の中の違和感を少し和らげることができます。
(4) 奥歯の歯を固定するタイプ
同類の奥歯だけのタイプですが、こちらは歯型を付けるのではなく、固定するタイプです。
こちらも歯科技工士さんが開発した商品となっています。
こちらは、上とちょっとタイプが異なります。
一般用と女性用の2タイプが用意されています。
(5) 奥歯部分だけ柔らかい素材で噛みあわせさせるタイプ
最後のマウスピースですが、上の2つの中間どころのマウスピースとなります。
奥歯に当たる部分が柔らかい素材となっており、奥歯が動かないようになります。
前歯部分にも噛み締め部があり、3点で固定させる形となっています。
このタイプのマウスピースも使いましたが、比較的小さいので口の中の違和感が少ない感じがしました。
口の中に全部入れるマウスピースでは、寝るときの違和感が相当あるようなら、このタイプのマウスピースがいいと思います。
まとめ
ということで、現在販売されている歯ぎしり対策用のマウスピースの種類を紹介しました。
大きく分けると、前歯から奥歯まで全体を噛みあわせるものと奥歯だけに噛みあわせ部があるものの2種類となります。
それぞれが複数の種類があり、全体で5つの分類に分けられることを今回提示しました。
これまでは、前歯から奥歯まで全体を噛みあわせるマウスピースが一般的でしたが、今は奥歯だけを噛みあわせるタイプも多数出ています。
自分が行った歯医者さんは、やっぱり歯医者で作った方がいいよ!と言ってくれましたが、奥歯だけ止めるマウスピースは結構いいのではないかと思います。
奥歯系のマウスピースの使用レポートはまた後日したいと思います。