母の日のプレゼントとしてプリザードフラワーは人気商品です。
今年は自分でプリザードフラワーを作ってみようという方もいらっしゃるかも。
通常はA液、B液を数千円かけて材料を購入するわけですけど、そこそこの出費になっちゃいます。
今回はそこまで出費ができない、という方向けに、格安でプリザードフラワーを作っちゃえる方法を紹介します。
プリザードフラワーの作り方の理屈
方法をお伝えする前に、プリザードフラワーができる理屈を少し紹介しておきます。
まず生花に含まれる水分と花びらの色を抜いてしまいます。
その後、花が水を吸い上げる力を使って、色のついた水を吸わせ、花びらに色をつけます。
つまり、
脱水・脱色 ⇒ 着色
こういうことをするのがプリザードフラワーなわけです。
格安プリザードフラワーの作り方(グリセリン使用)
ここではグリセリンを使った格安な作り方を紹介します。
用意するもの
・生花:なるべく新しいもので、花が咲ききっていないものがいい。
・消毒用エタノール(薬局で買えます) (300〜500円ぐらい)
・精製グリセリン(薬局で買えます)
・万年筆用のインク(又は100均で売っているプリンター用の補充インク)
・乾燥剤
・フタ付きの容器(100均で売っているものでOK)
下準備
・プリザードフラワーにする花の茎を水の中で切る
脱水・脱色
・プリザードフラワーにする花をエタノールに浸す。
・そのまま1日待つ。
着色
・グリセリンをグリセリン2:水1の割合で混ぜる。
・好みの色のインクを数滴入れる。
・インクを入れた溶液を電子レンジで35度に温める
・茎の部分を溶液につける
・このまま1日待つ(日の当たらないところに置いておく)
乾燥
・乾燥剤を入れた容器に花を入れる
・このまま2日待つ
以上でできあがりです。
格安な作り方の注意点
プリザードフラワーに向く花は
プリザードフラワーに向いている花は以下のとおり。
- バラ
- カーネーション
- デンファレ
- ユリ
- カラー
- アジザイ
- ラン
- ヒマワリ
新しくて質のいいものを選ぶのがポイントです。
自宅で花を作っている人なら、それを使うのがベストですね。
プリザードフラワーを作るためにかかる時間
上の作り方を見ていただくと分かるように、最短で4日です。
ただし、本格的につくろうとする方では、液に浸す期間は5日、自然乾燥で3週間、全部で1ヶ月ぐらいかかるとする方もいます。
失敗もあることを理解する
上の作り方で全てうまく行くというわけではありません。
失敗する場合もあります。
代表的な失敗は、思った色にならない、花びらがひび割れてしまう。
必ず思ったとおりに出来上がるというわけではありません。
初心者には無理なのか?
『初心者にはできない』『そんなに簡単にできるものではない』という方もいます。
しかし、作り方と理屈を見てもらうとわかるとおり、原理や工程は非常にシンプルです。
そのため、材料があれば初心者でも作れてしまうのがプリザードフラワー。
でも、うまくできるかどうか、という点で慣れは必要でしょうね。
最初から誰かの大切な花を預かり、プリザードフラワーにすることは避けておいた方がいいでしょう。
プリザードフラワー専用の材料を使うとお金がかかる
市販のプリザードフラワー専用の材料は
- A液:脱水、脱色のための液
- B液:着色用の液
があります。
A液は250ccの商品で言うと、安いもので以下のようなものがあります。
枯れないお花プリザーブドフラワーがつくれますプリザーブドフラワー液 TH-2 A液 250cc 脱水液 |
B液は単色でいくら、複数の色でいくらという感じで売られています。
着色用の液が高いですね。
枯れないお花プリザーブドフラワーがつくれますプリザーブドフラワー液 TH-2 B液 新タイプ … |
格安な作り方はこの着色用のB液を安くあげる方法になります。
数色の着色液を揃えると材料代だけで4、5千円かかってしまいます。
1回だけ作るなら、市販のプリザードフラワーを買った方が安い!!ってことになります。
そのため、まずは格安な方法で試してみて、『本格的にやってみたい』となれば、専用の製品を購入うしてみるというのも手だと思います。
まとめ
この記事では、母の日のプレゼントとして人気のプリザードフラワーを格安で作る方法とその注意点を紹介しました。
初めて作る場合は、今回紹介した格安な方法で試してみましょう。
ただし、確実にうまく行くというわけではないので注意も必要です。
本格的に続けてみたい!となった場合、専用の材料を揃えてみる、という方法が適当ではないかとご提案しています。
今回の記事を参考に、理科の実験のつもりで、花がどのように変わっていくのかを楽しみながらプリザードフラワーを作っていただければと思います!!