今朝のNHKニュースで、これまでグルジアと表記していた国名を、これからは、ジョージアという表記に変更する方針を固めた、と報じられました。
新しくジョージアと呼ばれる国って一体どんな国なんでしょう。
今回はそのジョージアについて調べてみました。
グルジアってどこにある国?
グルジアは地図で見ると、下の場所にあります。
写真ではこんな感じのまちのようですね。
旧ソビエト連邦の構成国のひとつで、1991年に独立しています。
独立直前の1990年から1995年までは「グルジア共和国」を正式な国名としていました。
1995年以来、英語名はジョージアGeorgiaでしたが 、
日本語では引き続きグルジアと表記されていました。
グルジアで一体何があったのか?
今回のジョージアへの表記変更の背景には
2008年8月のグルジアとロシアの間での紛争があるようです。
この紛争は「ロシア・グルジア戦争」とも呼ばれています。
この紛争勃発の原因は、
グルジア国内にある非政府支配地域である「南オセチア」を
ロシアに帰属させるかどうかという争われたもの。
この紛争以降、ロシアとグルジアの外交関係が断絶しており、
このような背景からグルジア政府は、
ロシア語による国名表記は国民感情にそぐわないとして、
英語表記の「ジョージア」に変更するよう各国に働きかけているようです。
ジョージアに変わることで日本の対応は?
日本に対しては、2009年3月に日本語の表記を英語表記の「ジョージア」への変更を要請したようです。
それが、5年も(?)経ってこの度、日本側がこの要請に応じて「ジョージア」に変更する方針を固めたということになります。
NHKのニュースでは国連加盟193か国のうち、およそ170か国が既に英語表記を使っていたようです。
5年も立ってますからね。
日本の対応はかなり遅かった・・・、
と言わざるを得ないかもしれません。
こういう民族間の争いは他国と比べて少ないので、感度が低かったのでしょうか。
日本人の場合、
「ジョージア」
って聞くと、日本ではこれを連想しますよね。
もしかしたら、この関係で何かあったのでしょうか?