結婚祝いをいただいた方が披露宴に出席しない場合、お返しが必要となります。
内祝いと言われるそのお返しには、表に名前を書くんですけど、一体誰の名前を書けばいいんだっけ??ってちょっと迷いませんか?
特に両家からお返しをするなら、新婦も旧姓で記名することが適切なような気もするし・・・、
一体名前はどのように書いたら良いんでしょうか?
その答えはいたって簡単なんですね。
でも、誰もが初めての経験でもあるため、ちょっと悩んでしまうこの単純な質問とそれに関連する疑問に今回は答えてみたいと思います。
1.内祝いののしの名前はどのように書くべきか?
今回のテーマになっている結婚祝いのお返し(内祝い)ののしには、名前をどのように書くべきでしょうか?
迷うところは、
- 両家の名前を入れるのか?
- 2人の名前を入れるのか?
- 苗字は抜いて、新郎新婦の名前だけを並べて書くのか?
ってことですね。
答えは・・・
この ↑ どちらかとなります。
のしに書く名前は
「新郎新婦の姓」か、「新郎新婦の姓+「新郎新婦の名」です。
姓が変わる女性の場合、旧姓を付けた方がわかりやすいような気もしますが、答えは上のとおりとなります。
2つのパターンを紹介しましたが、どちらでもいいんです。
でも、どちらにするか迷ったら、まずはお互いの両親に相談してみるようにしましょう。
2.気をつけること〜水引について〜
のしで気をつけることがあります。
それは水引です。
この水引って聞き慣れない言葉ですよね。
贈答品の包み紙を結ぶ紙製の紐のことを水引と言います。
結婚祝いの時はこちらを使います!
これは、結び切りです。
いつも使うのとちょっとデザインが違うような気がしませんか?
そう感じた方は正解です!!
お祝いの時に使う一般的な水引はコチラ
一般的に使う水引は結び方が蝶結びです。
なぜ、内祝いには結び切りを使うのかと言うと、ちゃんとした理由があるからです。
つまり、蝶結びは何度でも結びなおすことができる結び方ですよね。
そこで、何度であっても良いという意味から、一般的なお祝いごとに使われています。
しかし、結び切りは一度結ぶと解けません。
一度切り、二度と繰り返さないように、という願いがこもっています。
結婚の内祝いを何度ももらうことが無いように、つまり、離婚して、再度結婚することが無いように!ということのようです。
3.のしに込められた思いはもっと崇高なものだろう
このように、慣例のようにつくってしまうのしですけど・・
こんな風に両家が一つとなって、新しい家族を作ったことを皆さんにつたえるもの。
そして、結婚によって2人がしっかりと結びつきあい、別れることのないようにしようという自分たちの宣言の表れのようなものにさえ思えてきました。
ちょっと拡大解釈かもしれませんが、このように、結婚直後の2人が行う崇高な宣言を表すものがのしだと考えてみました。
すると、のしは単にお返しの品の送り主の名前を書いたものではなく、自分たちの本当に大切な気持ちを表したものとも言えます。
そのような宣言書をつけたお返しの贈り物はとっても大切なものになりますよね!
本当のところは、ここまでの意味はないのかもしれませんが、このような気持ちでお返しをするなら、きっと受け取られる人にも気持ちが伝わるのではないでしょうか?
まとめ
今回は結婚祝いのお返しののしに、どのように名前を書くのかを解説しました。
方法としては、新郎新婦の新姓だけか、新姓に新郎新婦の名前を書くというのが一般的で、この2つのパターンを答えとしました。
あわせて、のしに付ける水引について少し解説しました。
それを踏まえると、こののしはすごく大切なものとして認識できるのでは??ということもお伝えしました。
いずれにしても、気持ちが込められてお返しができれば、受け取った方も喜んでいだけるはず。
もしかしたら、ここまでの意味は無いかもしれませんが、準備をする際の気持ちを高めるには役に立つ解釈になりそうです。
参考までにお読みいただけると幸いです。