タバタ式トレーニングは、日本発なのにアメリカから逆輸入したという珍しいトレーニング方法です。
その魅力は、わずか4分間で効果が得られるというところ。
恐らく、タバタ式トレーニングについてはダイエット目的で検索する方が多いと思います。
しかし、この人気のタバタ式トレーニングによるダイエット効果にはちょっと疑問があります。
そこで、今回はタバタ式トレーニングで痩せるのかどうかを調べてみます。
1.タバタ式トレーニングで痩せたので体重と体脂肪率が減少
私自身はタバタ式トレーニングを始めてから、ある一定期間は続けてやったり、しばらくお休みしたり・・ということを続けてきました。
残念ながら、タバタ式トレーニングを運動の習慣として完全に定着できているわけではありません。
しかし、やっている時は確実に痩せます!
ここ数ヶ月、タバタ式トレーニングを進めてきたことでの体脂肪率と体重の変化が下記のとおりです。
体重は1月から6月にかけて徐々に落ちてきて、2.6kg落ちました。
体重の減り方がゆっくりで、効果が低いと思われるかもしれませんが、それでも半年間(実はそれ以前からですが)体重が継続して落ち続けてきたことに注目していただければと思います。
体脂肪率の方は4.3%落ちており、個人的にはこちらのインパクトの方があったと感じています。
という感じで、体重は落ちてきましたので、タバタ式トレーニングを行うことで痩せた!と言うことができるかと思います。
2.タバタ式トレーニングで痩せた?
ということで、上の1ではタバタ式トレーニングで実際に体重と体脂肪率が落ちてきたことを紹介しました。
しかし、
それは本当にタバタ式トレーニングの効果なんでしょうか?
というのも、このブログでは何度も言及していますが、タバタ式トレーニングの開発者である田端泉先生はタバタ式トレーニングに直接的なダイエット効果があると言っていないからです。
その解説はこちらの記事でしています。
とは言うものの、タバタ式トレーニングを実施している人で、体重が落ちたと報告している人がいるのも確かです。
#プリズナートレーニング 4/6
— 木葉 (@goyvjJJG6txnF3b) 2019年4月11日
レッグレイズ STEP9 10×3
プルアップ STEP5 10×3 STEP6 5×3 #タバタプロトコル スクワットジャンプ
タバタを定期的にメニューに組み込んでから1ヶ月で4キロほど体重が減りました。ちょっと体重落としすぎですね🤦♂️
〜トランポリン36+タバタ式5回目〜
便乗して久しぶりにフルコンᕙ(*´ω`*)ᕗ
タバタ式はやっぱりえげつねぇ…体おっもい
ガラスごしに自分見た時なんか痩せてるな?と思い体重測ったら4〜5キロ痩せててびっくり…><
意識してでももっと食べねば_(:3」∠)_— ツネリク (@Always_land917) 2018年11月4日
ここ数週間友達に付き合ってタバタ式トレーニングしてるけど効果ハンパじゃない(゚Д゚ )
体重は分からんがお腹は引き締まったw— ⛩ちゃらいおりんε♡зモトキの持ち主 (@YUIooori) 2015年5月27日
田端先生いわく、タバタ式トレーニングをすることでの副次効果で痩せることもあるということです。
つまり上のツイートをされた方については、タバタ式を取り入れたことでの副次効果で体重が減ったということになりそうです。
理屈ではそういうことのようですが、取り組む人にとっては、結果としてタバタ式で痩せたとすれば、「タバタ式で痩せる」と言えそうですけどね。
3.運動で「痩せた」を目指すならHIITでもいい
タバタ式は疲れない強い体づくりを目指す場合はマッチすると思います。
しかし、負荷が高すぎるため、気持ち的に続けるのが難しい方もいるでしょう。
事実、自分はそういう感じでした。
仮に痩せることだけを目的にするなら、別のトレーニング方法があります。
それが
HIIT(高強度インターバルトレーニング)
タバタ式トレーニングに類似するものですが、HIITではタバタ式のように究極に追い込むことがありません!
タバタ式トレーニングは、高強度の運動を20秒間実施し、10秒の休憩をはさんで、6〜7回(運動自体は8回)実施し、疲労困憊になる運動です。
HIITもタバタ式も同じ方法を取りますが、この2つの関係はHIITの一つがタバタ式トレーニングという概念になります。
タバタ式で言う「高強度の運動」とは
最大酸素摂取量の170%の強度に至る運動
⇒続けて行うと50秒程度で疲労困憊になる運動=400mを全力疾走するくらいの運動
と定義されています。
ということで、タバタ式をした後は死にます・・。
というか、やり終わった後、死ぬぐらいの状態にならなければ、それはタバタ式トレーニングではないとも言えます。
一方、HIITはそこまで追い込むことはなく、強度の高い運動を行うものです。
そのため、疲労困憊に自らを追い込むタバタ式をやるのと比べて、気持ち的にはこちらの運動の方が楽です。
ちなみに、HIITの解説や運動メニューの紹介をしてくれている書籍で秀逸なのがコチラ!
DVD付きで、目的別トレーニングメニューが掲載されており、特にお腹周りの脂肪燃焼プログラムは相当効きます!
なぜ、このHIITが脂肪燃焼に効くのかもしっかり解説がありますので、DVDを見ながら実践できます。
まとめ
今回はタバタ式トレーニングを行うことで痩せた!という情報をお伝えしました。
開発者の田端先生ご自身は科学者として、タバタ式トレーニングに直接的なダイエット効果は無い!と言われているものの、結果として痩せてくるというのは多くの人が体感しているところです。
しかし、今回の記事では痩せることを目的とするなら、究極的に追い込むタバタ式ではなく、HIITをやるという選択肢をご紹介しました。
こちらのHIITの方がいろいろなメニューを組み合わせて、もう少し楽に行うことができます。
ただし、究極に自分自身を追い込み、終わった後の爽快感がやみつき!っていう方はタバタ式を続けてもらえたらいいと思いますが、
いずれにしても、結果が出ればいいので、目的にあったやり方取っていくことが大切と思います!