ダイエットは糖質制限で!は嘘?しかもやばいというのが・・

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このブログでもダイエットのために、糖質制限や低糖質の食事をすることが効果的であることは何回かに分けて紹介してきました。

糖質制限ダイエットに関する書籍やネット上の情報は山のように出ていますし、女性向けや運動系の最新雑誌にも、この糖質制限ダイエットに関連する情報がバンバン出ています。

しかし、最近の研究で、この糖質制限によるダイエット効果は疑わしいということが明らかになってきています。

いやそれよりも、糖質制限ダイエットを行うと、◯◯という危険な状態になることも報告されています。

自分自身でも「糖質制限ダイエット」を心がけたことで実際に体重が落ちたのですが、その経験がありながらも、今回のこの情報をお伝えしたいと思います。

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糖質制限ダイエットで痩せるのは嘘という研究結果あり

嘘というと語弊があるかもしれませんが、糖質制限をすることで痩せるというのは間違っているようなんです。

糖質制限をすることで、痩せていく仕組みはいろいろと紹介されています。

しかし、いろいろな研究結果から、糖質制限をして体重が減る理由は、『摂取カロリーが減るため』 だということがわかってきたとのこと。

この結果は糖質制限ダイエットを推奨している方には衝撃的な情報ですし、糖質制限ダイエットをやってきた方にはがっかりさせる結果になりますよね。

もうちょっと言うと、この分野で商売をしていた方にとっては、商売の邪魔になるような情報です。

もう少し続けてお伝えしますね。

1日1,500キロカロリー摂取する中で、糖質量が4%の場合と40%だった場合を比べた実験のケースでは、体重の減り方は同じだったという結果があるそうです。

(伝聞形式の情報で恐縮です。元になった論文までたどり着けませんでした)

注目したいのが、糖質摂取量の率が4%と40%です!

糖質制限という視点では、この状況は相当な違いのように思えます。

さらに、もう少し極端な例があります。

12週間にわたって糖質0%と糖質72%(つまりほとんど糖質だった場合)の比較もあるようなんです。

この比較の結果では、当然、糖質72%の方が食事の直後にインシュリンの分泌量がガンと上がるわけですが、体重の増減にほとんど差が無かったということ。

このように、糖質制限をしてもしなくても、体重の減り方には差が無いということは複数の研究で明らかな感じです。

しかし、自分のように糖質制限をすることで、ダイエットができるのもまた事実。。。そのため、ダイエット効果が無いというのはどうかと思いますが

糖質制限をすると、お腹がすいてタンパク質を多く摂ってしまうので、体にダメージを与えるお菓子が減ったりとか・・、ホルモンバランスがリセットされる、タンパク質をたくさんとることで食欲が抑制されたりとか・・

また、主食をへらすことで結果として全体の摂取カロリーが減るので、痩せてくる

糖質制限により痩せる仕組みが働き、無駄な脂肪が減っていくというわけでは無さそうなんです。

つまり糖質制限をすることが原因でダイエットが進むというわけではないということでした。

糖質制限ダイエットで寿命が縮まる?

さらにまずいことには、50歳を超えてから糖質制限ダイエットを行うと寿命が縮まる という研究結果もあるということ。

LANCETという医学雑誌があります。

今回初めて耳にした雑誌ですが、これは世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つなんだそうです。

実際にこのLANCETに掲載された論文を調べてみると、糖質制限ダイエットに関するものが結構掲載されていました。

その研究の中で、海外の論文の情報をもとにいろいろなノウハウを動画で紹介しているメンタリストのDaiGoが取り上げていたものがあります。

それは、炭水化物の摂取量と健康に関する15,428人の25年間の追跡調査の結果でした。

該当する論文ですが、おそらくこちらだと思われます。

Dietary carbohydrate intake and mortality: a prospective cohort study and meta-analysis

この研究では驚きの結果が提示されていました。

低糖質(総カロリーの40%以下の食事をした人)
糖質ほどほど(総カロリーの50〜55%の糖質を摂った人)
高糖質(総カロリーの70%以上の糖質を摂った人)

以上の3タイプの死亡率を比べたところ、

・糖質摂取が50%前後のあたりが最も死亡率が低かった
・年をとっていくにつれ、糖質が減ると寿命が減るという

という結果になったようです。

もう少し具体的に言うと、糖質量が50%ぐらいの人の方が低糖質(糖質が40%以下)の人と比べて寿命が長いということ・・・。

さらに50歳の人が後、どのぐらい生きれるのかを比較したところ、低糖質の人が最も寿命が短くなるという結果となりました。

次いで、高糖質のグループで、最も寿命が長くなったのが、糖質摂取が50%前後のグループでした。

ということで、糖質制限ダイエットを行うことは、ダイエット効果も無いばかりか、歳を取るにつれて寿命も縮めてしまう・・

そんな恐ろしいデータが存在しているということです。

「寝る前の糖質摂取は太る」も嘘?

DaiGoの口からは、さらに衝撃的な情報が・・・

寝る前に糖質を取ると、それが蓄積されて太りやすい・・という情報が出回っていますし、恐らく多くの人がそのように信じていると思います。

しかし、夜、寝る2時間前に糖質を摂取する方が良い効果があるという研究もあるそうです。

夜寝る2時間前におにぎり1個ぐらい食べると、睡眠の質がよくなり、成長ホルモンが分泌され。体のあちこちの脂肪が脂肪酸となって血液に溶け出し、翌日運動すると脂肪がよく燃焼するということ。

研究論文を見ているDaiGoが言うには、朝、昼は糖質を減らし、夜糖質を摂る方がいいとのこと。

DaiGo自身は寝る2時間前に糖質を取っているそうです。寝る1時間前ぐらいにキーウィフルーツを2個ぐらい食べている。

夜に糖質を取ったら行けないというのは迷信!
糖質制限をすることで、睡眠に影響が出て、心に影響が出てしまう。。。

こういう情報にふれると、糖質制限ダイエットは良くないことばかりのように思えてしまいます・・・。

糖質制限によるマイナスの効果

以上の話をまとめてみると、糖質制限をすることで、
・芋を食わず
・フルーツを食わず
・米も食わず
となりがちで、食物性バランス食の摂取ができなくなると、

・女性は肌がばっさばさになる

・睡眠の質も悪くなる

・しかも、栄養が偏る

という状況に陥ってしまう・・。

糖質制限をするとお腹がすくので、それを補うために肉類をいっぱい食べてしまい、動物性蛋白質の摂取量が増えてしまう。

そうすると「炎症」が起きやすいと引き続きDaiGoが解説しています。

こういう状況が続くと、棺桶にまっしぐら(汗

糖質制限ダイエットに警鐘を鳴らす記事

その他、糖質制限ダイエットに関して警鐘を鳴らす日本語で読める記事をいくつかご紹介しておきます。

日本農業新聞「ご飯、うどん・・・ 炭水化物減らすダイエット 60代後半で老化顕著に 糖質制限ご用心」
→ 糖質制限ダイエットをしていると高齢なってから老化が進み、寿命が短くなる

東洋経済ONLINE 「糖質制限」論争に幕?一流医学誌に衝撃論文 「炭水化物は危険、脂質は安全」の波紋
→ 正しい糖質制限食の考えを取り入れた食事にするよう勧めている

東洋経済ONLINE「糖質制限ダイエットの恐ろしい「落とし穴」 創始者が警告「そのやり方、間違っています」
→ 正しい糖質制限をしないと体調不良になると警告。

東洋経済ONLINE「糖質制限でも痩せない!」にはこう対処せよ 提唱者が指摘!それは「糖質制限もどき」です
→ 糖質制限をしているつもりで、実際はそうなっていない場合あり

文春オンライン「「糖質制限で老化する」は本当か 衝撃の研究結果を徹底検証する」
→ 結論として、糖質制限についてはわからないことがまだ多いとのこと。

日経Gooday「糖質制限ダイエットは本当に安全か?総カロリーの3~4割に抑えると、死亡やがんのリスクが上昇」
→ 低糖質で肉類やバター・マヨネーズ等を多くとっている人の死亡リスクが高い

クローズアップ現代「糖質制限ブーム! ~あなたの“自己流”が危険を招く~」
→ バランス良い食事が大切

まとめ

糖質制限ダイエットに関する情報が書籍やネット上にあふれており、多くの方がそう信じていることに対して、一部のメディアが既に警鐘を鳴らしている情報について今回は取り上げました。

自分自身は糖質制限ダイエットを気にすることで、体重が減りましたので、正直結果オーライでしたが、今回、初めて知ったことが多くあり、気をつける必要を感じています。

痩せた原因は、考えてみると確かに夜ごはんを食べなくなったので、それだけで摂取カロリーが減るので、痩せていくわ〜・・

っていうことでした。

科学については最新知見がどんどん出てきますし、これまでにもいろいろな常識が打ち破られてきました。

結論としては、健康を保つためには、バランスのよい食事をして、適度に運動をする これに限りそうです!

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