千葉県等に大きな被害をもたらした台風15号に続いて発生した台風17号は九州を通過し、日本海側を北に進んでいます。
九州での大規模な停電に加えて、各地でも被害が発生していることが報じられています。
そこで、今のところニュース等で報じられている被害の情報をまとめてみました。
今後、省庁や自治体発表によって被害状況が確定してくると思いますが、ここに掲載している情報は各社の報道情報等をまとめたものとなりますのでご了承ください。
台風17号の今の状況
台風17号は最大風速30m/sを保ったままの「大型」の状態で、島根県松江市の北約130kmを進んでいる状況です。
私の住んでいる場所(鳥取県米子市)では7時30分現在では相当な風が吹き続いています。
5時すぎごろには、一時、風が収まったかと思いましたが、また風が強まってきました。
2019年9月23日8時までの台風17号による被害・影響
これまで報じられた台風17号による被害情報をまとめてみました。
停電
九州
九州電力の9月23日(月)6時発表による情報では、九州管内では約57,110戸が停電しています。
出典:九州電力ウェブサイト
中国地方
中国電力によると23日7時30分現在、停電は以下の状況となっています。
出典:中国電力ウェブサイト
負傷者
沖縄県
- 19名が負傷
福岡県北九州市門司区
- 風にあおられ転倒した60代女性が軽傷
宮崎県延岡市
- 竜巻発生により車が横転し男女2人けが
- 宿泊施設内にいた女性が割れたガラスで頭を切るけが
長崎県諫早市
- 59歳の男性が風にあおられて転んで頭を打ち大けが
長崎県(場所不明)
- 2人が軽いけが
死者
宮崎県日向市:サーフィンに訪れていた男性(60)が死亡、長男が行方不明
宮崎県延岡市:竜巻(突風)発生による被害
22日午前8時半ごろから竜巻のような突風でガラスが割れた等の通報が相次ぐ
- 宿泊施設ではホテルのガラスが枠ごと吹き飛ばされる
- 駐車場の車が移動し、標識にぶつかり運転手が救急車で搬送
- 延岡市桜ケ丘3丁目:住宅玄関付近の屋根を半分飛ばされる
- 延岡市萩町:突風で家の屋根瓦の一部が飛ばされたり、飛来物で乗用車のガラスが割れたりする被害
- 延岡日向宅建協同組合:1階の大ガラス2枚割れ、1枚にひび。3階の壁は1・8メートル四方が破れ、看板もねじ曲がる。エアコンが壊れる。
宮崎県延岡市JR延岡駅構内
- 高さ30mの照明用鉄塔が倒壊、空の貨物コンテナ18個が飛ばされる
- うち2個が近隣の民家にあたる
その他被害
沖縄県那覇市
- 3棟で一部被害
福岡県福岡市
- 街路樹が折れる
長崎県
- 長崎市:空き家1棟が半壊、住宅1棟が一部が壊れる被害
- 対馬市:倒木や冠水、崖崩れ発生。国道や県道など9か所で通行止め
- 新上五島町:住宅の一部被害
台風17号の今後の見込み
ウェザーニュースに掲載された情報では、今後北日本では午後から雨や風が強まるとしています。
北海道では休み明けの24日火曜日の朝まで暴風が続く見込みのようですから、朝の出勤にも影響が出そうです。
台風17号ターファーの名前の由来
台風17号の名前は「ターファー」
英語表記では「Tapah」だそうです。
このターファーは「マレーシア」が提案したものだそうです。
何の名前なのかというと、ナマズ科の淡水魚の名前が由来なんだそうです。
ハリケーンはよく女性の名前が使われていると聞きますが、今回はなまずだったとは・・・。