我が家には3人の男の子がいます。
2番めの男の子は小学生の2年生ごろから段々と親の言うこと聞かなくなり、口答えをよくするようになってきました。
親から言われたことに対して素直に従うことは、まず無くなりました。
しかも、すぐに切れて大声を出す・・・
仕事が休みの週末に家にいると、そんな2番めの子どもとのやり取りに本当に疲れるようになってきました。
今は中学生になり、小学生のころよりやや落ち着いてきた感じもありますが、小学生の子どもが口答えをしてくる時にどのような態度を親はするべきかをいろいろと調べて、行ってきました。
それらを踏まえて、口答えをする小学生の子どもの心理状態や実際にやってみたこと、対処の考え方、方法等を今回まとめてみました。
子どもとの接し方で苦労しているママたちのためのヒントになれば幸いです。
1.自分の非を認めず口答えする小学生
1−1 実はそういうわが子は自己評価が低い
自分が悪いことをしたのに、自分の非を認めない。
しかも人のせいばかりして、謝ろうとしない。
我が子がこういう反抗的な態度をいつもしていると、何とかしてこの傲慢な態度を改めさせ、ぎゃふんと言わせないといけない・・・
そんな風に思っていませんか?
えらくプライドが高くて、自分が悪いと認めないっていうなら、なんとしてでもやりこめて、それをわからせないと(怒
っていう感じになりませんか?
実はそういう小学生は(小学生に限らないかもしれませんが・・)、プライドが高いのでそういう口答えをするのではなく、逆に自己評価が低いことが原因になっている場合があります。
1−2 一旦認めてあげる
自己評価が高い子どもは自分が悪かったことを認めることができます。
しかし、自分に対する自己評価が低い場合、自分の非を認めると、これ以上自分の存在を否定されることになってしまう・・
そういう意識が働き、何とか自分を守ろうとする
こういうことになる場合があります。
そのため、子どもの言い分について、一旦認めてあげることが大切になります。
例えば、子どもが「◯◯のせいでやってしまったんだ!」って言ってくる場合、
他人のせいにしていますよね。
しかし、このような場合でも、本人になりに叱られまいと努力した部分を認めてあげることが大切です。
上の場合では、例えば
「◯◯のせいだったのね。じゃ、仕方ないわね・・・」
と返したら、子どもとしては一旦自分を受け入れてくれて、拍子抜け(?)に。
その上で、「◯◯はよくないね」と言ってみます。
すると、比較的すんなり受け入れてくれることがあります。
腹がたって、口答えをしてきた場合では、そこの部分に感情移入し、
「◯◯・・・っていうことで腹が立ったんだね」
っていう感じて受け入れてあげます。
子どもが何かやらかした場合は、すぐに誰がいい、悪いっていうことになります。
しかし、その時に子どもの気持ちに少し寄り添ってみる。
そこでワンクッションを置いてから、
じゃ・・・・
っていう感じで声掛けをしてみましょう。
2.小学生で自分の非を認めず口答えするようになる原因は・・
(1)あなたから叱られすぎた
小学生の時に自分の非を認めず、口答えばかりするようになる原因は、実は親であるあなたにあります。
子どもが叱られすぎていること、そのような状況になるよくある原因です。
親から怒られてばかりいるので、子ども自身の自己評価は相当下がっています。
そのため、怒られてもこれ以上自分の非を認めることができないわけです。
今お子さんが自分に対する自己評価をどのようにしているのか、しっかり観察してみましょう。
もしかしたら、自己評価が低くなっているかもしれませんよ。
(2)完璧主義の場合
ちょっと怒ったら、ひどく反抗してくるという場合のもう一つの理由として、こういうものがあります。
それは、子ども自身が完璧主義だという場合です。
完璧主義の子どもの場合、ちょっと叱られると、自分を全て否定されてしまったと考えてしまいます。
全てを否定しているわけではないのに、つまり10の内、1つが間違っていると指摘したつもりでも、子どもは10全部を否定されたと捉えてしまうわけです。
こういう子どもの場合、いい部分をちゃんと伝えてあげることが大切です。
つまり、最初に全否定をしているわけではないことを伝えてあげるのです。
例えば、
「10の内、9はいいんだよ。だから残りの1をよくしようね」
等と伝えてあげることができれば、全てを否定されているわけではないことを理解できるでしょう。
そうすることで、子どもの方では口答えをしなくてもよくなります。
3.口答えする小学生の我が子の心を開かせる
(1)相手を上げて、自分を下げる
我が子が小学生になってから、口答えをしてくるようになるのは、自立が進んでいる証拠です。
しかし、親としては毎度毎度、子どもから口答えされるのも疲れますよね。
その度に子どもと言い合いになってしまうこともよくあるでしょう。
しかし、上で紹介したような方法を取ることによって、子どもの心に近づき、心を開かせることができます。
子どもの心を開かせるコミュニケーションの方法には、
相手を上げて、自分を下げる
という方法があります。
我が家でも本当によく耳にするセリフですが、
「これ以上、◯◯させないでちょうだい。どうして△△なのよ!」
っていうような場合。
こういうセリフが出る時は、自分は頑張っていろいろやっているのに、子どもは頑張っていないということを言っているようなもの。
つまり、
相手を下げて、自分を上げています。
これを逆にしてコミュニケーションを取ります。
例えば、普通だったら、口答えしてきた我が子に腹がたって上のようなセリフをつい言ってしまうような場合に、
「あなたは◯◯したけど、お母さんの方が△△ができていなくて、悪かったわ!」
こういう言い方をすることで、相手を上げて、自分を下げることができます。
子どもを最初から否定するのではなく、自分を一旦下げることで、子どもを受け入れるのです。
そうすることで、子どもの出方が変わってきます!
(2)すぐに感情的にならず、小学生の子どもに寄り添ってみる
結局のところ、口答えが多くなってくる小学生の我が子に対しては、口答えをしてきても、すぐに感情的にならず、相手の心を開かせるようなコミュニケーションを取ることが大切です。
子どもが口答えをすると、それに反応して、今まではつい「感情的」になってしまっていたと思います。
しかし、親の方がそれに対して感情的になるのをやめることが必要です。
一歩引いて自分を冷静にみるようにしてみましょう。
その上で、子どもを理解するようにします。
まずは口答えしてきたことを一旦受け止めてみるようにすることがポイントです。
とは言っても、なかなか難しいはず。
そう簡単には行きません。
だから、何度も失敗すると思います。
次はやろうと思っても、なかなかうまく行きません。
でも私達の方でもう少し努力をしてみて、子どもの成長を助けてあげるようにしてみましょう。
まとめ
今回は小学生の子どもが口答えをしてくる原因とその対処方法について紹介しました。
今まで比較的親の言うことを聞いていた我が子が、急に口答えをしはじめ、反抗的な態度を取るようになったら、親としては心配になるのは誰も同じです。
我が家の場合でもそうでした。
しかし、それは子どもが成長している証です。
その時に、親の方が疲れてしまわないように、子どもも自分をうまくコントロールできるように、
子どもを否定するだけじゃなく、一旦子どもを認めて受け入れるような声掛けをしてみましょう。
とは言っても、なかなか親の方が自分をコントロールできないと思いますので、口答えをしてきた時の自分の反応に気をつけて、少しづつ取り組んでみてください!
<子供との接し方のヒント>
※反抗期に入った小学生の男の子とうまく接する方法を教えて下さい