いよいよ来週はシルバーウィークですね。
19日の土曜日から数えると5連休となります。
ところで、カレンダーを改めてみると、9月22日は国民の休日とあります。
あれっ、そう言えば国民の休日っていう祝日があったっけ?
こんな風に改めて疑問に思った人に今回はお応えしますね!
1.国民の休日と祝日の違い
今年のシルバーウィークの中に、国民の休日っていう祝日があります。
しかし、この「国民の祝日」という決まった祝日があるわけではありません。
・・国民の祝日という祝日はありません・・・
ほえ〜???
実は、前日と翌日の両方を「国民の祝日」に挟まれた平日が「国民の休日」となり、休日となることが国で決められているんです。
これは、下記のように国民の祝日に関する法律で定められたものです。
第三条 「国民の祝日」は、休日とする。
2 「国民の祝日」が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い「国民の祝日」でない日を休日とする。3 その前日及び翌日が「国民の祝日」である日(「国民の祝日」でない日に限る。)は、休日とする。出典:国民の祝日に関する法律
今回のシルバーウィークは、この国民の祝日に関する法律の第三条の第3項によってできた大型休日なんですね。
改めてカレンダーを見ると、シルバーウィークの最後の3日間はこうなっていますよね。
敬老の日の21日と秋分の日の23日が祝日です。
その2つの祝日の間の22日が国民の祝日に関する法律に適用されて、国民の休日になったわけです。
2.移動する祝日:敬老の日と秋分の日
ちなみに去年の9月を見ると、↓ こんな感じでした。
去年は敬老の日は9月15日(月)、秋分の日は23日(火)でした。
1週間以上の間が開いていますよね。
さらに一昨年の2013年の9月はと言えば・・・
今度は1週間の間があいて、どちらも月曜日になっています。
実はこれには、敬老の日と秋分の日がどのように決められるのか、ということにその謎の答えがあるんです。
敬老の日は9月の第3月曜日になると決まっています。
年によって違うんですね。
そのため、「敬老の日」は「9月の第3月曜日」であるため、年によって9月15日から21日の間で移動します。
もうひとつ、「秋分の日」にも注目です。
2012年の9月のカレンダーを見てみましょう。
この年の秋分の日は9月22日でした。
このように、秋分の日は年によって秋分日が9月22日と9月23日のいずれかになるので、それにあわせて年によって変わって来ます。
この秋分日は太陽の位置の影響を受けます。
この日にちの設定についての参考はコチラ
このように、敬老の日が年によって日にちが変わる、そして秋分の日も年によって1日ずれる・・・。
ということで、この2つの祝日は近くなったり、遠くなったりする、という訳です。
3.過去の国民の休日は?
それでは前回の国民の休日はいつだったのでしょう?
前回のシルバーウィークは2009年9月でした。
6年前のことですけど、うーん、記憶に無いですね・・・。
恐らくシルバーウィークという言葉がなかったからでしょうね。
実は調べてみると、以前、もう少しいうと1950年台からシルバーウィークという言葉は使われていたそうです。
最初は映画会社の大映が提唱し、1950年台半ばにどうもこの言葉が定着したそうです。
しかし、その後、シルバーウィークは使われなくなったそうなんです。
それからしばらく立ってから、2008年にこの期間の名前をつけるとしたら、というアンケート結果が広く取り上げられ、シルバーウイークという言葉が使われるようになったようです。
4.今後の国民の休日は?
最後に、今後のシルバーウィークの予定をお伝えします。
直近では2026年です。
ちょっと先ですね。
楽しみにしておきましょう!!
まとめ
今回はシルバーウィーク直前ということもあり、聞き慣れない国民の休日の謎について迫りました。
この国民の休日ですが、
- 年間で決まった祝日ではなく、2つの祝日に挟まれた日が休日になるという法律によって定められた休日であること
- この休日は敬老の日と秋分の日が年によって日にちが変わることから発生すること
- 次の国民の休日は2026年であること
ということがわかりました。
次のシルバーウィークはちょっと先ですし、まずは来週のシルバーウィークをしっかり楽しみましょうね!!!