うちの子って夜の10時過ぎても寝ないけど・・・
そんなお子さん多くなっているそうです。
しかし、そういうお子さんは実は睡眠不足の状態!
大人でも睡眠不足の状態では、精神的にも体調面でもいろいろな影響が出ますが、子どもの場合はさらに深刻な影響も出るそうです。
夜型の子どもが増える昨今ではありますが、改めて子どもの睡眠不足の影響をまとめてみました。これを踏まえて、早速今日から改善できるようにしてみましょう。
1.子どもにはどのぐらいの睡眠時間が必要
睡眠不足の話の前に、子どもには一体どのぐらいの睡眠時間が必要なのでしょうか?
アメリカのナショナル・スリープ・ファンデーション(国立睡眠財団)では、子どもの年代別の必要睡眠時間として以下のようなものを提示しています。
年代 | 必要睡眠時間 |
1~2歳 | 11~14時間 |
3~5歳 | 11~13時間 |
6~13歳 | 9~11時間 |
(国立睡眠財団 子どもと睡眠 より作成)
このぐらいの時間が必要ということのようです。
あなたのお子さんの睡眠時間と比べてみるとどうでしょうか?
ちなみにこの財団のサイトでは、サイトの右上に言語を選択することができるので、全てのページを日本語表示させることができますよ!
2.睡眠不足の子どもにはどんな影響がある?
ところで、睡眠不足になった子どもはどんな影響があるのでしょうか?
これは生理的な一次的な影響と、それを受けた二次的影響に分けられそうで、それぞれ結構深刻です。
2−1 一次的影響
睡眠不足による影響では、
・日中での眠気や集中力・注意力の低下
・イライラ
・成長ホルモン分泌量の減少
・血流低下による基礎代謝の低下
・食欲を抑制するホルモンが減少
というものがあるようです。
2−2 二次的な影響
社会生活をしていなければ、上のような直接的な影響をだけを受けることになるのですが、問題は以下のような二次的な影響と言えます。
・学習障害、成績が悪化
・多動、衝動行動
・背が伸びなくなる(筋肉や骨の発達が遅れる)
・風邪を弾きやすなる(抵抗力が低下)
・太りやすくなる
・海馬の発達を妨げる(記憶力へ影響)
特に太りやすくなることや成績が悪くなることは、日本やアメリカでの調査研究が行われており、実証されているようです。
ということで、子どもの睡眠不足は、子どもの身体的な成長や健康に悪影響を与えるだけでなく、落ち着きがなく、生活態度が悪く、成績も悪い子にしてしまいます。
このように見てみると、睡眠不足は百害あって一利なしということがわかりますね。
3.どのように対処すればよいのか?
睡眠不足になった子どもの生活を改善するために、どのように対処すればよいでしょうか?
いろいろな方法が紹介されているようですが、今回の記事では現実的に実践できそうなものを一つだけ紹介します。
それは、早寝早起きはしないというもの。
経験あると思いますが、早く寝ても必ずしも早く起きれません。
そのため、まずは30分程度早く起きるようにすることが大切。
要するに「早起き早寝」をしてみるということです。
1週間ぐらい続けることで、生活週間が変化してきます。徐々に必要な睡眠時間が取れる時間には子どもが寝られるようにしていきましょう。
ただ、遅起きの子どもに早起きさせるのは難しいのですよね。
そのような場合は、早く起きたら子どもが好きなテレビ番組の録画を見ていい、とかの条件を出しておくことなどでトライしてみるのがいいかと思います。
うちの子どもも、これで早く起きることができています。
それと、上で紹介した国立睡眠財団のサイトにも、いろいろな情報が出ていますので、コチラの情報も追加で紹介してみたいと思います。
まとめ
子どもが睡眠不足になると、簡単に言うと百害あって一利なしということがわかりました。
睡眠不足の結果として、
1.成績悪化
2.太りやすくなる
3.病気に対する抵抗力が弱まり、病気をしがち
4.生活態度の悪化、問題行動を起こす
等の影響がでることがわかっています。
この睡眠不足の改善方法の一つとして、早寝早起きではなく、早起き早寝を実践する方法があります。
まずはあなたのお子さんの睡眠時間を確認してみて、もし睡眠不足とわかったら、さっそく必要な改善に取り組んでみましょう。