ラジオ体操=究極の健康法で得られる7つ効果とは?

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ラジオ体操「究極の健康法」って言われているのを知っていますか?

そう言われても、おそらくあなたは子供のころにやっていた「あのラジオ体操が?」って思いますよね。

あなたがもし毎朝会社で体操しているなら、「あのラジオ体操が?」って思うでしょうね。

正直言うと自分も「たかがラジオ体操でしょ?」って思っていましたし、特別な効果があるのかな〜・・って疑っていました。

でも、最近特にメディアでラジオ体操が取り上げられるようになり、気になっていたんで、今回ラジオ体操について気合を入れていろいろ調べてみたんです。

しかも、ラジオ体操を3年以上行っている人は体内年齢が実年齢が20歳も若いという情報もあるようです。

あわせて、自分でもやってみて、どうなるのかを人体実験してみました!!

すると、意外や意外、いろいろとびっくりすることが分かってきました。

そこで、今回はこの究極の健康法と言われるラジオ体操について紹介してみたいと思います。

この記事を参考に早速始めてみましょう!!

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1.ラジオ体操で得られる7つの効果とは?  

この記事ではラジオ体操を行うことで得られる7つの効果を紹介してみますね。

よく紹介されているラジオ体操で得られる効果って、健康に関するものがほとんどです。

以下のような効果があると言われています。

1.血行増進による肩こりや首のこりの解消
2.柔軟性の向上
3.新陳代謝の向上(ダイエット効果が期待)
4.便秘の改善等
5.冷え性の解消
6.免疫力の向上(病気になりにくい)
7.腰痛の予防や回復

というような教科書的な効果のことはネットで調べればいくらでも出てきますから・・・

こいういう効果については、ちょっと横においておきましょう。

恐らくあなたも自分でラジオ体操をやってみて感じることができると思うのですが、一番いいと感じる効果がこれです。

それは、この後に紹介する正しい動きでシャープにラジオ体操をした後の

爽快感

体操をし終わった後、体がす〜っとします!!

ラジオ体操をやることで肉体的な良い影響があり、健康になるんですけど、それよりも何よりも気分がよくなる、爽快感が得られるっていうのが、自分が感じる一番の効果です。

ただし、ちょっと注意が必要かもしれません。

ラジオ体操をやってみて、こういう爽快感が感じが無いなら、正しい動きをしていないかもしれません!

この記事の後半にラジオ体操の正しい方法を紹介していますので、その内容も是非、確認してみてくださいね。

NPO法人全国ラジオ体操連盟はラジオ体操の効果について、

「平成十二年に日本体育大学の浅岡直美さんが「ラジオ体操についての一考察」というテーマで調査し、まとめた論文には、ラジオ体操(第一・第二)の効果について「十三種類の運動によって全身を動かし、ふだんの生活では使用しない筋肉や関節、骨に影響を与える。特に筋肉や関節を十分動かすことによって柔軟性の向上、血行増進からの肩こり、腰痛の予防・回復を期待することができる。また、骨に刺激を与えることによって骨の成長・活性化を促し骨密度低下の予防・回復も期待することができる」と、述べられています。」

      (引用 NPO法人全国ラジオ体操連盟ウェブサイト

と説明しています。

これを見ると、ラジオ体操で健康面でかなりの効果があるっていうことがわかりますよね。

しかし、気になるのは上の枠内に記載していた「ダイエット効果」です。

ラジオ体操のダイエット効果を期待して、ラジオ体操について調べたり、ラジオ体操をし始めている人が結構いるようです。

じゃ、ラジオ体操のダイエット効果はどのぐらいあるのでしょうか?

それと、なぜラジオ体操をすることで上記のような効果が得られるのでしょうか?

その2つの点について、もう少し続けてみてみましょう!!

2.ラジオ体操にダイエット効果はあるのか?

2-1 ラジオ体操の消費カロリーは高い?

上で紹介した同じNPO法人全国ラジオ体操連盟のサイトには、ダイエット効果についても回答されています。

ダイエットに関してですが、これも病気の治癒や体質改善と同様に、即効性を求めてはいけません。
継続することにより、徐々に効果が現れると思われます。
というのも、ラジオ体操は想像以上にカロリーを消費します。
仮にラジオ体操を15分行ったとし、「主な運動の消費カロリー量」(四訂・日本食品標準成分表より作成)をみると、速いペースのウォーキングと同じ消費カロリーなのです。つまり時間をかけて、じっくりと取り組めば、ほかの運動と遜色なくカロリーを消費できます。

      (引用 NPO法人全国ラジオ体操連盟ウェブサイト

上記サイトの説明では、ラジオ体操による消費カロリーは結構あるということです。

そして、「継続することにより、徐々に効果が現れると思われます」とのこと。

ネット上のいろいろな情報にも、ラジオ体操は消費カロリーが結構高いよ!っていう情報があります。

恐らく、ここに記載されている「速いペースのウォーキングと同じ消費カロリーと同等」という情報を見ているからだと思われます。

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2-2 ラジオ体操の消費カロリーの疑問とダイエット効果

ただし、ちょっと変だな・・って思うのは時間のことです。

ここからはラジオ体操の効果について一般的に言われている効果に関して、個人的にちょっとおかしいのでは??という意見となります。

上記の説明は「ラジオ体操を15分やったら・・」という前提になっています。

もう一回書きますが、「ラジオ体操を15分やったら・・」ですよ。

ラジオ体操にかかる時間って測ったことありますか?

ラジオ体操第1は3分13秒

第2も3分 8秒

実は両方やっても6分半ぐらいしかなりません。

ということは、15分間もラジオ体操をするなら2回以上やる必要があります・・・(汗)。

ということは・・・、ラジオ体操による消費カロリーは結構高いという印象を与える表現は、実はちょっと間違っているのでは??・・・と。

そこで、ラジオ体操にダイエット効果があるとすれば、その理由をこう考えました・・・。

つまり、ラジオ体操をやることによる代謝の改善やお通じがよくなること等で体重が減る場合があるんじゃないかっていうことです。

データ面から考えると、ラジオ体操で得られるダイエット効果は、運動によるカロリー消費が原因で痩せるという訳ではないんじゃないかっていうのが調べてみた個人的な見解です。

2-3 (補足)ラジオ体操の消費カロリーをもう少し推計

ということで、上記では個人的な見解を記載していたのですが、あまりに主観的な記事だったので、データ面から内容について補足してみます。

既に他のサイトにも紹介されていますが、厚生労働省の資料で、身体活動量の指標として、運動強度を表す「メッツ」というものがあります。

このメッツを使って、消費カロリーは以下で計算できるとのこと。

消費カロリー(kcal)=1.05×メッツ×時間×体重(kg)

そして、ラジオ体操のメッツですが、

厚生労働省による「運動基準・運動指針の改定に関する検討会 報告書」(平成 25 年 3 月)によると、

  • ラジオ体操第1は4.0メッツ
  • ラジオ体操第2は4.5メッツ

とあります。

これを参考に、体重50kgの人が規定どおりの時間のラジオ体操をやってみたとすると・・

ラジオ体操第1の場合は、

所要時間が3分18秒=3.267分=0.0536時間

つまり

 1.05×4.0メッツ×0.0536時間×50kg=11.26kcal

ラジオ体操第2の場合

所要時間は3分8秒で、0.0522時間で

つまり

 1.05×4.5メッツ×0.522時間×50kg=12.34kcal

体重50kgの人がラジオ体操第1、第2を続けて行うと、

11.26kcal+12.34kcal23.6kcal

っていう値になることが推計できました。

ただ、これがどのぐらいの効果なのかが、他の運動との比較データが示されていないのでわかりませんよね。

そのため、最初にあげたウォーキングやジョギングとの比較を見てみます。

先程のメッツで比較すると、

やや速歩(平地、やや速めに=93m/分) が4.3メッツ

ジョギングは7.0メッツ

そのため、それぞれを

もしラジオ体操第1、第2と同じ時間である6分21秒をそれぞれやったとしたら、

やや速歩の場合 23.89kcal

ジョギング 38.89kcal

ということで、計算してみると、

確かにラジオ体操第1、2は同じ時間のウォーキングとほぼ同程度の消費カロリーであることが分かりました。

そのため、一見するとラジオ体操はダイエット効果がありそうだと言えそうですよね。

ただ、ここでもう一つの問題提議です。

ウォーキングやジョギング等の場合、恐らく6分半っていう短い時間では終わらないはずです。

30分ぐらいのウォーキングと比較するなら、当然効果はラジオ体操の約5倍になります。

確かにウォーキングと同等の消費カロリーが期待できますが、ダイエット効果を考えるなら、その運動にかける時間の面から効果を見た方がいいかもしれませんね。

だから、個人的にも思うのですが、ネットに出ている情報は簡単には鵜呑みにできません(汗。

個人的には短時間でもダイエット効果が得られる方法をいろいろ調べて、実践しており、それらの情報も以下にまとめています。コチラの運動がオススメです!

*HIITで得られる効果?驚きの5種類を紹介

*HIITはダイエットに効果は確かにある!これらの証言を見よ!!

3.ラジオ体操の効果が感じられないという人も

3-1 効果を得るには正しい体操の方法に改善する

自分もラジオ体操を続けてやってみて、どんな効果が得られるのかという人体実験をしてみました。

1で紹介したような効果が得られているような感じは確かにあります。

一番の自覚症状は、体をねじったり、ゆすったりするため、一番感じることは体が軽くなるということですね。

しかし、一方で、ラジオ体操をしているのに、効果が感じられない という人もいるようです。

上の説明のように、きちんとしたラジオ体操をしっかり続けていれば、何かしらの効果が得られるはず。

もし、続けているのに体について何も改善する点が感じられなかったとしたら、それは動画にあるような正しい動きができていない可能性があります。

そういう場合は動画をしっかり見て、シャープな動きで体操をすることが必要でしょう。

具体的な注意点は下のターザンの中で詳しく紹介されていますので、興味のある方はどうぞ!

それぞれの種類の動きに関する注意点が詳しく紹介されていました!

ここで掲載されていたポイントの概要を一つだけ紹介すると、「体を横に曲げる運動」では、ウェストは固定したままで体を曲げるようにとありました。

私達がやりがちなのが、体を大きく倒そうと体全体を傾けてしまうこと。

しかし、ラジオ体操第一の動画にあるように、倒すのは腰から上の部分です。

こういう小さな動き一つひとつにも注意してみることが大切ですね。

また、体操は朝ごはんを食べる前にやるのが良いと言われていますので、その点にも注意してみましょう。

3-2 そもそもラジオ体操の効果は即効性が乏しい

もう一つ注意する点があります。

下記の説明のように、ラジオ体操の効果は即効性が無いっていうことです。

「ラジオ体操は、漢方薬のようにじわじわと体のなかに染み込み、もとの健全な状態に戻す働きをしたのです。決して即効性があるものではありません。」

      (引用 NPO法人全国ラジオ体操連盟ウェブサイト

そのため継続して行うことが大切のようです。

決して即効的な効果を望むのではなく、習慣化することで徐々に効果を得るようにしていきましょう。

4.ラジオ体操で効果が得られる2つの理由

4-1 「まんべんなく」と「きしみの除去」

ラジオ体操で効果が得られる理由については、ネットや書籍でいろいろな情報が紹介されています。

そこで、今回、複数の書籍や雑誌の内容を確認し、あわせてネットに掲載されている情報を調べてみました。

それらの情報を自分なりに整理してみると、この2つがラジオ体操で効果が得られるという理由であるとまとめることができました。

1.筋肉をまんべんなく動かすことができる
2.体のきしみを取り除くことができる

上のNPO法人全国ラジオ体操連盟の説明には以下のようにあります。

「毎日続けることで、加齢や生活の偏りなどが主な原因となる体のきしみを取り除き、人間本来がもっている機能をもとの状態に戻し、維持する効果があります。」

      (引用 NPO法人全国ラジオ体操連盟ウェブサイト

体全体を動かすことで、体の機能を正常の状態に戻し、そしてその状態を維持させる効果があるということなんですね。

ラジオ体操第1をイメージしてみましょう。

最初は体を徐々に動かし、そして負荷が徐々に強くなり、最後にまた負荷が軽くなるという順番になっていますよね。

もう少しきちんとイメージしてみると確かにそうだと思えますが、ラジオ体操第一だけで13種類の運動があり、400種類以上ある全身の筋肉を動かすことになるんだそうです。

4-2 ラジオ体操の効果を得たいなら・・

でもココで注意が必要です!

ラジオ体操には効果があると言っても、小学生がだらだら〜ってやっている夏休みのラジオ体操じゃ当然だめですよ!!

ラジオ体操でしっかりした効果を得たいと思ったら、この動画のように動きはシャープにすることが必要です!

(これ見ると、動きがメチャくちゃシャープですよね! 

 普通の人は、ここまでできないかも・・・(汗))

ラジオ体操第1はコチラ

2019年3月に発行されたターザンでは、以下のようなコメントが掲載されています。

ラジオ体操第1は全13種目。1種目ずつ正しい動きで行ってみると、あれれ?今まで適当な動きでやってみたのとは大違いの体感。・・自分の動きを一つひとつ意識しながら行うことで効果が格段にアップします。

ターザン 2019年3月28日号【雑誌】【合計3000円以上で送料無料】

ラジオ体操第2はコチラ

このような感じで体操をやれば、しばらく運動をしていない人は息があがるでしょう!

効果を得たいと思えば、この正しい動きを覚えて体操を行うことが大切です。

5.ラジオ体操はいつ・誰が開発したのか? 

ところでラジオ体操はいつ誰がつくり、始めたんでしょう??

実はラジオ体操は3つの段階を経て、現在の体操になっています。

一番最初のラジオ体操は1928年9月文部省が開発しました。  

昭和天皇の即位を祝う行事としてラジオ体操が提案されたそうで、その時、最初に作られたのがラジオ体操第1でした。

その後の1932年にラジオ体操第2が、さらに1939年にはラジオ体操第3が発表されました。

第3があったんです・・・、噂には聞いていましたが、本当だったんですね!

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その後、終戦を迎え、次の新ラジオ体操が始まりました。

しかし、この新ラジオ体操はちょっと難しかったみたいで普及せず、すぐに中止。

どんな体操だったのか興味ありますよね。でも、この記事を書く段階ではよく分かりませんでした。

その後、1951年に最終形となる今のラジオ体操第1が始まりました。

実はラジオ体操第2は職場向けとして作られたようです。

こんな感じで、ラジオ体操はいろいろな変遷を経て、今の形になってきてたんですね。

まとめ

今回はラジオ体操の効果について、その種類となぜそのような効果が得られるのか、という点についてまとめてみました。

特に重要なことは、ラジオ体操による効果を得たい場合は正しく体操をすること!

体の動きをシャープにすることが必要です。

そして、気になるダイエット効果については、ラジオ体操の第1、第2を1回だけやるという方法でのカロリー消費はそれほど期待できないのではと考えられました。

しかし、体操をすることによる代謝の向上や便秘の改善等による副次的効果で痩せる可能性もあるのではないかという考えに至っています。

いずれにしても、ラジオ体操を始めたらすぐに改善できるっていうほどの即効性は無さそうですから、正しい運動を継続的に行うことがラジオ体操による効果を得る大切なポイントですね。

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